中古マンション相場の概況
2018年4月〜6月期の京阪本線 (淀屋橋駅~樟葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 1.9 万円減(-4.8 %)と小幅に下落。売買数は 66 件(1年前に比べて 52 件増(+371.4 %)と大幅に増加。)。
平均築年数は 23.2 年(昨年 20.1 年から +15.3 %増)。平均専有面積は 58.9 ㎡ (昨年 63.9 ㎡から -7.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。光善寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは光善寺駅で昨年に比べ +47.4 %、単価は 20.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(光善寺駅、北浜駅)は +33.1 %(単価 +9.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大和田駅、香里園駅)は -60.8 %(単価 -20.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2017年 21.4 % → 2018年 33.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2017年 35.7 % → 2018年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2017年 20.1 年 → 2018年 23.2 年、+15.3 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2017年 7.4 分 → 2018年 9.1 分、+22.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2017年 7.1 % → 2018年 17.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2017年 28.6 % → 2018年 4.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.4 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 12.1 万円増(+18.7 %)と好調に推移。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 27.8 万円減(-88.4 %)と大幅に下落。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
京阪本線 | 現状(2018) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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淀屋橋駅 | 72.0万/㎡ (10.8年/70.0㎡) | 68.2万/㎡ (9.3年/85.0㎡) | 63.2万/㎡ (7.8年/73.8㎡) |
北浜駅 | 76.4万/㎡ (4.6年/38.3㎡) | 64.4万/㎡ (17.6年/53.3㎡) | 63.4万/㎡ (12.3年/37.0㎡) |
天満橋駅 | 50.4万/㎡ (22.3年/38.6㎡) | - | 49.5万/㎡ (19.5年/43.3㎡) |
京橋駅 | 41.3万/㎡ (29.4年/51.4㎡) | - | 41.7万/㎡ (19.4年/52.7㎡) |
野江駅 | 48.1万/㎡ (16.0年/62.5㎡) | - | 33.0万/㎡ (30.1年/66.0㎡) |
関目駅 | 23.5万/㎡ (41.3年/57.5㎡) | - | 37.7万/㎡ (27.3年/65.0㎡) |
森小路駅 | 15.8万/㎡ (44.3年/60.0㎡) | 20.0万/㎡ (37.3年/70.0㎡) | 23.0万/㎡ (33.8年/70.0㎡) |
千林駅 | - | - | - |
滝井駅 | 27.3万/㎡ (31.3年/55.0㎡) | - | - |
土居駅 | 38.6万/㎡ (13.3年/70.0㎡) | - | 36.7万/㎡ (11.3年/60.0㎡) |
守口市駅 | - | 41.7万/㎡ (13.3年/60.0㎡) | 38.5万/㎡ (11.3年/65.0㎡) |
西三荘駅 | 27.7万/㎡ (20.3年/65.0㎡) | - | - |
門真市駅 | 20.9万/㎡ (35.3年/55.0㎡) | 24.4万/㎡ (29.3年/62.5㎡) | 26.7万/㎡ (15.3年/60.0㎡) |
古川橋駅 | - | - | 30.4万/㎡ (11.3年/77.5㎡) |
大和田駅 | 3.6万/㎡ (52.3年/55.0㎡) | 31.4万/㎡ (14.3年/70.0㎡) | 20.9万/㎡ (24.1年/67.0㎡) |
萱島駅 | - | - | 34.5万/㎡ (9.3年/55.0㎡) |
寝屋川市駅 | 26.7万/㎡ (21.8年/60.0㎡) | 25.5万/㎡ (23.8年/55.0㎡) | 14.5万/㎡ (34.4年/61.2㎡) |
香里園駅 | 26.8万/㎡ (27.5年/68.0㎡) | 40.0万/㎡ (12.3年/80.0㎡) | 27.5万/㎡ (17.8年/68.2㎡) |
光善寺駅 | 20.9万/㎡ (21.5年/68.8㎡) | 14.2万/㎡ (27.3年/65.0㎡) | 15.0万/㎡ (26.6年/69.2㎡) |
枚方公園駅 | 31.4万/㎡ (17.3年/70.0㎡) | - | 34.6万/㎡ (10.6年/74.2㎡) |
枚方市駅 | 31.0万/㎡ (18.3年/76.2㎡) | 37.1万/㎡ (9.3年/70.0㎡) | 17.8万/㎡ (26.8年/63.1㎡) |
御殿山駅 | 30.9万/㎡ (10.3年/60.0㎡) | - | 32.5万/㎡ (15.4年/68.3㎡) |
牧野駅 | 31.6万/㎡ (13.3年/77.5㎡) | - | 18.5万/㎡ (26.3年/65.0㎡) |
樟葉駅 | 27.9万/㎡ (28.3年/66.7㎡) | - | 32.3万/㎡ (24.1年/77.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売買価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
光善寺駅 20.9 万/㎡(昨年同期比 +47.4 %)
光善寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.9 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 6.7 万円増(+47.4 %)と大幅に上昇。売買数は 4 件(1年前に比べて 3 件増(+300.0 %)と大幅に増加。)。
平均築年数は 21.5 年(昨年 27.3 年から -21.1 %減)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +5.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2017年 27.3 年 → 2018年 21.5 年、-21.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2017年 23.0 分 → 2018年 14.5 分、-37.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2017年 100.0 % → 2018年 50.0 %)
北浜駅 76.4 万/㎡(昨年同期比 +18.7 %)
北浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.4 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 12.1 万円増(+18.7 %)と好調に推移。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 4.6 年(昨年 17.6 年から -73.9 %減)。平均専有面積は 38.3 ㎡ (昨年 53.3 ㎡から -28.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2017年 17.6 年 → 2018年 4.6 年、-73.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2017年 5.3 分 → 2018年 4.7 分、-12.5 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2017年 33.3 % → 2018年 66.7 %)
大和田駅 3.6 万/㎡(昨年同期比 -88.4 %)
大和田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は3.6 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 27.8 万円減(-88.4 %)と大幅に下落。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.3 年(昨年 14.3 年から +266.6 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -21.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2017年 14.3 年 → 2018年 52.3 年、+266.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2017年 1.0 分 → 2018年 30.0 分、+2900.0 %と大きく増加)
香里園駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 -33.1 %)
香里園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8 万円/㎡。中古マンション相場は1年前に比べて 13.2 万円減(-33.1 %)と大幅に下落。売買数は 5 件(1年前に比べて 4 件増(+400.0 %)と大幅に増加。)。
平均築年数は 27.5 年(昨年 12.3 年から +124.1 %増)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -15.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2017年 12.3 年 → 2018年 27.5 年、+124.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2017年 2.0 分 → 2018年 13.0 分、+550.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2017年 100.0 % → 2018年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示