【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のおおさか東線 (新大阪駅~久宝寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +25.7%( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 58 件(1年前(2020年)に比べて +70.6%( +24件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 31.7年から -21.2 %減)。平均専有面積は 49.9 ㎡ (昨年 55.6 ㎡から -10.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新大阪駅、放出駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは放出駅で昨年に比べ +41.5 %、単価は 64.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(放出駅)は +41.5 %(単価 +18.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(城北公園通駅)は -1.0 %(単価 -0.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.7 年 → 2021年 25.0 年、-21.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.4 % → 2021年 31.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 % → 2021年 15.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 % → 2021年 24.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった放出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +41.5%( +18.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR野江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.0%( +0.0万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
おおさか東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
新大阪駅 | 47.7万/㎡ (27.2年/32.9㎡) | 33.9万/㎡ (35.0年/35.7㎡) | 35.0万/㎡ (33.9年/33.6㎡) |
南吹田駅 | - | - | - |
JR淡路駅 | 28.2万/㎡ (38.0年/35.0㎡) | - | 20.0万/㎡ (29.0年/15.0㎡) |
城北公園通駅 | 30.4万/㎡ (30.2年/70.6㎡) | 30.7万/㎡ (32.0年/65.8㎡) | 25.3万/㎡ (26.0年/75.0㎡) |
JR野江駅 | 27.3万/㎡ (54.0年/55.0㎡) | 27.3万/㎡ (53.0年/55.0㎡) | 90.0万/㎡ (1.0年/20.0㎡) |
鴫野駅 | 35.1万/㎡ (22.0年/74.2㎡) | 35.4万/㎡ (28.7年/70.0㎡) | 36.6万/㎡ (17.8年/68.8㎡) |
放出駅 | 64.2万/㎡ (9.3年/51.7㎡) | 45.4万/㎡ (19.4年/73.0㎡) | 35.6万/㎡ (19.7年/83.3㎡) |
高井田中央駅 | - | - | - |
JR河内永和駅 | - | - | - |
JR俊徳道駅 | - | 15.3万/㎡ (47.0年/85.0㎡) | - |
JR長瀬駅 | - | - | - |
衣摺加美北駅 | - | - | - |
新加美駅 | 31.7万/㎡ (22.0年/60.0㎡) | - | - |
久宝寺駅 | 49.5万/㎡ (10.6年/74.3㎡) | - | 43.3万/㎡ (12.5年/66.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
放出駅 64.2 万/㎡(昨年同期比 +41.5 %)
放出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は64.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +41.5%( +18.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -40.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.3年(昨年 19.4年から -51.9 %減)。平均専有面積は 51.7 ㎡ (昨年 73.0 ㎡から -29.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 19.4 年 → 2021年 9.3 年、-51.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 6.7 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 % → 2021年 33.3 %)
城北公園通駅 30.4 万/㎡(昨年同期比 -1.0 %)
城北公園通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.0%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 32.0年から -5.6 %減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 65.8 ㎡から +7.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 55.6 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示