【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の京阪本線 (淀屋橋駅～樟葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +3.0％( +1.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 117 件(１年前(2021年)に比べて -18.8％( -27件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 24.1年から +10.5 ％増)。平均専有面積は 59.1 ㎡ (昨年 58.2 ㎡から +1.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。淀屋橋駅、守口市駅、西三荘駅、大和田駅、樟葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは守口市駅で昨年に比べ +64.2 ％、単価は 47.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(守口市駅、西三荘駅)は +54.6 ％(単価 +16.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(滝井駅、牧野駅)は -49.8 ％(単価 -17.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.8 ％ → 2022年 6.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 42.4 ％ → 2022年 35.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 24.1 年 → 2022年 26.7 年、+10.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.9 ％ → 2022年 25.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は95.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +7.2％( +6.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて -21.1％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった光善寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -34.3％( -6.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 京阪本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 淀屋橋駅 | 95.7万/㎡ (17.4年/59.0㎡) | 71.2万/㎡ (20.0年/45.0㎡) | 77.3万/㎡ (9.0年/80.0㎡) |
| 北浜駅 | 95.7万/㎡ (8.9年/44.3㎡) | 89.3万/㎡ (8.7年/43.7㎡) | 76.0万/㎡ (8.8年/36.9㎡) |
| 天満橋駅 | 63.5万/㎡ (22.4年/35.0㎡) | 65.7万/㎡ (16.2年/32.2㎡) | 60.6万/㎡ (20.4年/35.0㎡) |
| 京橋駅 | 47.8万/㎡ (28.6年/63.3㎡) | 44.8万/㎡ (28.9年/55.2㎡) | 42.6万/㎡ (24.5年/56.1㎡) |
| 野江駅 | 32.5万/㎡ (34.4年/45.0㎡) | 40.0万/㎡ (21.0年/73.8㎡) | 41.1万/㎡ (25.5年/66.2㎡) |
| 関目駅 | 34.3万/㎡ (36.7年/62.9㎡) | 31.5万/㎡ (37.2年/60.6㎡) | 35.3万/㎡ (28.9年/61.7㎡) |
| 森小路駅 | - | 27.1万/㎡ (47.0年/85.0㎡) | 23.1万/㎡ (40.0年/65.0㎡) |
| 千林駅 | - | 41.7万/㎡ (9.0年/60.0㎡) | 35.0万/㎡ (8.0年/60.0㎡) |
| 滝井駅 | 18.2万/㎡ (35.0年/55.0㎡) | 41.4万/㎡ (12.0年/70.0㎡) | - |
| 土居駅 | - | - | - |
| 守口市駅 | 47.8万/㎡ (18.0年/62.5㎡) | 29.1万/㎡ (40.0年/65.0㎡) | 11.2万/㎡ (47.0年/65.0㎡) |
| 西三荘駅 | 44.6万/㎡ (7.0年/65.0㎡) | 30.8万/㎡ (23.0年/65.0㎡) | - |
| 門真市駅 | 15.0万/㎡ (44.0年/63.8㎡) | 16.6万/㎡ (32.5年/57.5㎡) | 25.4万/㎡ (31.0年/56.7㎡) |
| 古川橋駅 | 22.5万/㎡ (16.0年/72.5㎡) | 27.6万/㎡ (27.0年/68.8㎡) | 29.0万/㎡ (20.0年/60.0㎡) |
| 大和田駅 | 27.2万/㎡ (37.0年/66.7㎡) | 21.8万/㎡ (32.8年/66.2㎡) | 23.6万/㎡ (28.0年/76.4㎡) |
| 萱島駅 | - | - | - |
| 寝屋川市駅 | 23.5万/㎡ (30.5年/64.5㎡) | 23.2万/㎡ (25.8年/67.8㎡) | 22.6万/㎡ (30.3年/60.0㎡) |
| 香里園駅 | 25.8万/㎡ (30.7年/72.9㎡) | 26.0万/㎡ (28.1年/71.1㎡) | 31.4万/㎡ (22.5年/75.3㎡) |
| 光善寺駅 | 12.1万/㎡ (37.3年/76.2㎡) | 18.5万/㎡ (30.5年/73.6㎡) | 18.9万/㎡ (28.8年/67.0㎡) |
| 枚方公園駅 | 30.2万/㎡ (25.7年/74.2㎡) | 33.7万/㎡ (15.6年/71.0㎡) | 20.6万/㎡ (23.5年/67.5㎡) |
| 枚方市駅 | 22.6万/㎡ (42.0年/60.0㎡) | 29.7万/㎡ (19.5年/74.2㎡) | 39.7万/㎡ (16.0年/72.5㎡) |
| 御殿山駅 | - | 22.4万/㎡ (29.0年/60.0㎡) | 38.1万/㎡ (10.0年/71.7㎡) |
| 牧野駅 | 15.3万/㎡ (46.0年/75.0㎡) | 27.2万/㎡ (23.5年/67.5㎡) | 26.2万/㎡ (45.0年/65.0㎡) |
| 樟葉駅 | 38.1万/㎡ (26.2年/68.0㎡) | 28.0万/㎡ (33.2年/62.5㎡) | 36.8万/㎡ (22.3年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
守口市駅 47.8 万/㎡(昨年同期比 +64.2 ％)
守口市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +64.2％( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 40.0年から -55.0 ％減)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -3.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 40.0 年 → 2022年 18.0 年、-55.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.2 分 → 2022年 2.0 分、-72.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
西三荘駅 44.6 万/㎡(昨年同期比 +45.0 ％)
西三荘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +45.0％( +13.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 23.0年から -69.6 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 23.0 年 → 2022年 7.0 年、-69.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.0 分 → 2022年 6.5 分、-18.8 ％と減少)
滝井駅 18.2 万/㎡(昨年同期比 -56.1 ％)
滝井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -56.1％( -23.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 12.0年から +191.7 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -21.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.0 年 → 2022年 35.0 年、+191.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 1.0 分 → 2022年 4.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
牧野駅 15.3 万/㎡(昨年同期比 -43.6 ％)
牧野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -43.6％( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 46.0年(昨年 23.5年から +95.7 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +11.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 23.5 年 → 2022年 46.0 年、+95.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.0 分、+14.3 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示