【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の大阪谷町線 (大日駅～八尾南駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +6.2％( +3.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 234 件(１年前(2021年)に比べて +2.6％( +6件/㎡)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 22.0年から +4.9 ％増)。平均専有面積は 52.2 ㎡ (昨年 53.2 ㎡から -1.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 14 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。千林大宮駅、四天王寺前夕陽ケ丘駅、天王寺駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千林大宮駅で昨年に比べ +54.9 ％、単価は 57.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(千林大宮駅、天王寺駅)は +40.5 ％(単価 +18.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(太子橋今市駅、守口駅)は -35.4 ％(単価 -11.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 ％ → 2022年 6.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.7 ％ → 2022年 43.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.3 ％ → 2022年 19.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 ％ → 2022年 3.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中崎町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は78.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +10.9％( +7.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった守口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -33.7％( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 大阪谷町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大日駅 | 35.5万/㎡ (25.9年/64.2㎡) | 30.4万/㎡ (26.9年/65.0㎡) | 30.8万/㎡ (30.5年/58.8㎡) |
| 守口駅 | 17.3万/㎡ (40.0年/80.0㎡) | 26.2万/㎡ (29.4年/63.3㎡) | 21.8万/㎡ (35.0年/57.5㎡) |
| 太子橋今市駅 | 23.9万/㎡ (46.2年/65.0㎡) | 38.0万/㎡ (24.3年/70.0㎡) | 28.1万/㎡ (36.4年/63.8㎡) |
| 千林大宮駅 | 57.0万/㎡ (19.8年/33.8㎡) | 36.8万/㎡ (31.4年/56.7㎡) | 19.4万/㎡ (38.0年/80.0㎡) |
| 関目高殿駅 | 27.5万/㎡ (42.0年/58.1㎡) | 24.7万/㎡ (40.9年/62.5㎡) | 23.4万/㎡ (41.5年/56.2㎡) |
| 野江内代駅 | 44.8万/㎡ (26.5年/58.8㎡) | 50.6万/㎡ (21.3年/42.5㎡) | 40.5万/㎡ (21.0年/65.0㎡) |
| 都島駅 | 45.6万/㎡ (29.3年/61.2㎡) | 42.3万/㎡ (27.8年/66.5㎡) | 38.1万/㎡ (28.9年/68.1㎡) |
| 天神橋筋六丁目駅 | 62.6万/㎡ (20.1年/41.7㎡) | 66.1万/㎡ (15.6年/49.8㎡) | 71.8万/㎡ (13.1年/33.8㎡) |
| 中崎町駅 | 78.0万/㎡ (14.9年/45.0㎡) | 70.3万/㎡ (19.7年/41.3㎡) | 77.9万/㎡ (9.6年/50.6㎡) |
| 東梅田駅 | 66.7万/㎡ (43.0年/75.0㎡) | 71.5万/㎡ (11.3年/42.5㎡) | 70.1万/㎡ (19.8年/164㎡) |
| 南森町駅 | 67.8万/㎡ (19.7年/44.3㎡) | 77.3万/㎡ (15.4年/48.8㎡) | 67.7万/㎡ (16.0年/39.2㎡) |
| 天満橋駅 | 63.5万/㎡ (22.4年/35.0㎡) | 65.7万/㎡ (16.2年/32.2㎡) | 60.6万/㎡ (20.4年/35.0㎡) |
| 谷町四丁目駅 | 67.0万/㎡ (16.2年/56.7㎡) | 69.6万/㎡ (16.6年/46.1㎡) | 67.4万/㎡ (13.8年/35.6㎡) |
| 谷町六丁目駅 | 60.6万/㎡ (21.4年/47.9㎡) | 57.9万/㎡ (22.2年/50.6㎡) | 59.8万/㎡ (17.0年/47.9㎡) |
| 谷町九丁目駅 | 62.2万/㎡ (17.5年/59.4㎡) | 54.2万/㎡ (22.4年/50.0㎡) | 67.4万/㎡ (17.8年/40.6㎡) |
| 四天王寺前夕陽ケ丘駅 | 60.5万/㎡ (22.5年/52.9㎡) | 49.6万/㎡ (20.5年/58.3㎡) | 51.5万/㎡ (20.6年/56.6㎡) |
| 天王寺駅 | 77.9万/㎡ (9.5年/36.4㎡) | 61.7万/㎡ (19.5年/52.5㎡) | 52.9万/㎡ (24.4年/65.4㎡) |
| 阿倍野駅 | 54.3万/㎡ (22.4年/57.0㎡) | 47.7万/㎡ (23.1年/68.0㎡) | 53.2万/㎡ (28.4年/61.7㎡) |
| 文の里駅 | 44.2万/㎡ (23.5年/108㎡) | 48.7万/㎡ (21.0年/70.0㎡) | - |
| 田辺駅 | - | 32.3万/㎡ (27.5年/37.5㎡) | 29.3万/㎡ (26.0年/15.0㎡) |
| 駒川中野駅 | 36.9万/㎡ (25.5年/65.0㎡) | 43.2万/㎡ (16.7年/65.0㎡) | 32.4万/㎡ (18.0年/58.3㎡) |
| 平野駅 | 23.1万/㎡ (32.5年/69.4㎡) | 30.6万/㎡ (27.8年/63.5㎡) | 35.4万/㎡ (19.0年/60.8㎡) |
| 喜連瓜破駅 | 29.8万/㎡ (24.3年/62.5㎡) | 25.8万/㎡ (23.2年/53.3㎡) | 22.1万/㎡ (32.0年/47.5㎡) |
| 出戸駅 | 21.9万/㎡ (40.7年/53.3㎡) | 22.6万/㎡ (34.0年/42.5㎡) | 21.9万/㎡ (33.8年/47.5㎡) |
| 長原駅 | 25.2万/㎡ (27.5年/72.5㎡) | 26.9万/㎡ (23.7年/31.7㎡) | 29.2万/㎡ (20.0年/40.0㎡) |
| 八尾南駅 | 17.6万/㎡ (36.0年/67.5㎡) | 18.3万/㎡ (31.7年/63.3㎡) | 12.1万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
千林大宮駅 57.0 万/㎡(昨年同期比 +54.9 ％)
千林大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +54.9％( +20.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 31.4年から -37.0 ％減)。平均専有面積は 33.8 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から -40.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.4 年 → 2022年 19.8 年、-37.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 7.3 分 → 2022年 3.5 分、-52.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 25.0 ％)
天王寺駅 77.9 万/㎡(昨年同期比 +26.1 ％)
天王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は77.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +26.1％( +16.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて +83.3％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 9.5年(昨年 19.5年から -51.5 ％減)。平均専有面積は 36.4 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から -30.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 19.5 年 → 2022年 9.5 年、-51.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 54.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 5.3 分 → 2022年 6.1 分、+14.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.7 ％ → 2022年 9.1 ％)
太子橋今市駅 23.9 万/㎡(昨年同期比 -37.1 ％)
太子橋今市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -37.1％( -14.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.2年(昨年 24.3年から +89.9 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -7.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.3 年 → 2022年 46.2 年、+89.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.7 分 → 2022年 7.6 分、+34.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 100.0 ％)
守口駅 17.3 万/㎡(昨年同期比 -33.7 ％)
守口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -33.7％( -8.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.0年(昨年 29.4年から +36.4 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 63.3 ㎡から +26.3 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.4 年 → 2022年 40.0 年、+36.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.7 分 → 2022年 18.0 分、+134.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示