南海本線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2020年7月〜9月期の南海本線 (難波駅みさき公園駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -7.5%( -2.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 58 件(1年前(2019年)に比べて -26.6%( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.2年(昨年 22.8年から +15.3 %増)。平均専有面積は 61.3 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から -7.2 %減)。

近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。

値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。天下茶屋駅住吉大社駅七道駅石津川駅岸和田駅羽倉崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは石津川駅で昨年に比べ +58.9 %、単価は 18.8 万円/㎡となった。

上位 2 駅(石津川駅住吉大社駅)は +56.4 %(単価 +8.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(住ノ江駅樽井駅)は -43.5 %(単価 -13.0 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 1.3 % → 2020年 3.4 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.2 % → 2020年 19.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2019年 22.8 年 → 2020年 26.2 年、+15.3 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 51.9 % → 2020年 60.3 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 20.3 % → 2020年 12.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった難波駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は87.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +14.5%( +11.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった樽井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -35.2%( -4.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

南海本線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
南海本線現状(2020)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
難波駅87.8万/㎡
(7.2年/18.3㎡)
76.7万/㎡
(11.0年/22.5㎡)
-
新今宮駅--30.8万/㎡
(21.5年/25.0㎡)
天下茶屋駅34.5万/㎡
(18.5年/55.0㎡)
25.5万/㎡
(22.5年/55.0㎡)
30.3万/㎡
(25.9年/55.0㎡)
岸里玉出駅-28.2万/㎡
(27.5年/92.5㎡)
-
粉浜駅---
住吉大社駅28.3万/㎡
(19.5年/60.0㎡)
18.4万/㎡
(36.3年/57.5㎡)
7.5万/㎡
(49.5年/40.0㎡)
住ノ江駅20.0万/㎡
(37.5年/70.0㎡)
41.4万/㎡
(7.0年/67.5㎡)
36.9万/㎡
(17.5年/65.0㎡)
七道駅25.5万/㎡
(33.5年/65.0㎡)
21.1万/㎡
(26.3年/75.0㎡)
18.1万/㎡
(30.5年/67.5㎡)
堺駅23.5万/㎡
(27.1年/57.2㎡)
21.8万/㎡
(32.5年/62.5㎡)
36.0万/㎡
(22.0年/53.9㎡)
湊駅-2.3万/㎡
(46.5年/35.0㎡)
7.0万/㎡
(31.5年/70.0㎡)
石津川駅18.8万/㎡
(41.5年/85.0㎡)
11.8万/㎡
(32.5年/65.0㎡)
20.3万/㎡
(24.0年/70.0㎡)
諏訪ノ森駅-27.7万/㎡
(19.5年/72.5㎡)
16.9万/㎡
(32.5年/65.0㎡)
浜寺公園駅30.5万/㎡
(18.5年/72.5㎡)
35.4万/㎡
(16.5年/65.0㎡)
-
羽衣駅-55.0万/㎡
(5.7年/68.8㎡)
36.0万/㎡
(10.5年/75.0㎡)
高石駅18.6万/㎡
(38.5年/65.0㎡)
22.1万/㎡
(29.0年/70.0㎡)
30.4万/㎡
(26.0年/67.5㎡)
北助松駅17.9万/㎡
(29.2年/73.3㎡)
20.5万/㎡
(21.5年/71.7㎡)
28.2万/㎡
(22.0年/72.5㎡)
松ノ浜駅---
泉大津駅15.2万/㎡
(27.2年/61.7㎡)
23.4万/㎡
(22.2年/73.3㎡)
23.9万/㎡
(20.0年/70.0㎡)
忠岡駅14.3万/㎡
(26.2年/61.7㎡)
-13.7万/㎡
(23.0年/62.5㎡)
春木駅-33.8万/㎡
(11.5年/65.0㎡)
12.9万/㎡
(10.5年/65.0㎡)
和泉大宮駅10.5万/㎡
(35.5年/60.0㎡)
16.1万/㎡
(34.0年/45.0㎡)
11.0万/㎡
(35.0年/66.2㎡)
岸和田駅32.2万/㎡
(19.7年/75.0㎡)
21.2万/㎡
(23.7年/65.0㎡)
13.4万/㎡
(17.8年/122㎡)
蛸地蔵駅-12.7万/㎡
(32.5年/55.0㎡)
8.6万/㎡
(31.5年/70.0㎡)
貝塚駅-9.0万/㎡
(28.3年/76.0㎡)
12.2万/㎡
(25.5年/70.0㎡)
二色浜駅-10.7万/㎡
(24.5年/65.0㎡)
7.5万/㎡
(33.0年/55.0㎡)
鶴原駅---
井原里駅---
泉佐野駅19.2万/㎡
(26.3年/66.0㎡)
18.8万/㎡
(22.8年/68.8㎡)
14.2万/㎡
(26.5年/100㎡)
羽倉崎駅13.2万/㎡
(27.5年/61.2㎡)
10.2万/㎡
(31.9年/65.0㎡)
14.2万/㎡
(24.4年/68.3㎡)
吉見ノ里駅---
岡田浦駅---
樽井駅8.3万/㎡
(23.5年/60.0㎡)
12.9万/㎡
(27.5年/70.0㎡)
13.9万/㎡
(26.0年/72.5㎡)
尾崎駅14.3万/㎡
(27.5年/67.5㎡)
14.7万/㎡
(21.5年/75.0㎡)
-
鳥取ノ荘駅---
淡輪駅11.6万/㎡
(33.5年/50.0㎡)
-8.9万/㎡
(31.5年/45.0㎡)
みさき公園駅--11.4万/㎡
(22.5年/60.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

石津川駅18.8 万/㎡(昨年同期比 +58.9 %)

石津川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +58.9%( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 41.5年(昨年 32.5年から +27.7 %増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +30.8 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 11.7 分 → 2020年 7.0 分、-40.0 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 32.5 年 → 2020年 41.5 年、+27.7 %と大きく増加)

住吉大社駅28.3 万/㎡(昨年同期比 +53.9 %)

住吉大社駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +53.9%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 19.5年(昨年 36.3年から -46.2 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から +4.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2019年 36.3 年 → 2020年 19.5 年、-46.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 6.2 分 → 2020年 9.0 分、+44.0 %と大きく増加)

住ノ江駅20.0 万/㎡(昨年同期比 -51.7 %)

住ノ江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -51.7%( -21.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 37.5年(昨年 7.0年から +435.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +3.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 7.5 分 → 2020年 5.0 分、-33.3 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2019年 7.0 年 → 2020年 37.5 年、+435.5 %と大きく増加)

樽井駅8.3 万/㎡(昨年同期比 -35.2 %)

樽井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -35.2%( -4.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 23.5年(昨年 27.5年から -14.5 %減)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -14.3 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2019年 27.5 年 → 2020年 23.5 年、-14.5 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.0 分 → 2020年 20.0 分、+25.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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