南海高野線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜12月期の南海高野線 (難波駅美加の台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +13.5%( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 256 件(1年前(2021年)に比べて -4.1%( -11件/㎡)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.0年(昨年 26.1年から +3.2 %増)。平均専有面積は 66.1 ㎡ (昨年 68.1 ㎡から -3.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。

値上がりした駅数は 16 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。天下茶屋駅住吉東駅沢ノ町駅堺東駅初芝駅河内長野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは新今宮駅で昨年に比べ +108.8 %、単価は 50.1 万円/㎡となった。

上位 2 駅(新今宮駅初芝駅)は +84.7 %(単価 +17.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(三国ケ丘駅北野田駅)は -9.3 %(単価 -3.1 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 5.5 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.2 % → 2022年 14.5 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.2 % → 2022年 16.1 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった難波駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は84.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +15.0%( +11.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて +75.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった美加の台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -8.6%( -0.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。

南海高野線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
南海高野線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
難波駅84.9万/㎡
(9.2年/20.7㎡)
73.8万/㎡
(10.3年/21.2㎡)
75.8万/㎡
(7.6年/27.5㎡)
今宮戎駅-37.2万/㎡
(32.5年/25.0㎡)
86.7万/㎡
(24.8年/15.0㎡)
新今宮駅50.1万/㎡
(16.7年/28.0㎡)
24.0万/㎡
(24.5年/25.0㎡)
-
萩ノ茶屋駅---
天下茶屋駅33.5万/㎡
(33.3年/55.7㎡)
27.2万/㎡
(31.1年/51.4㎡)
30.9万/㎡
(21.1年/55.0㎡)
岸里玉出駅33.8万/㎡
(27.2年/64.0㎡)
35.6万/㎡
(23.9年/67.1㎡)
31.6万/㎡
(26.3年/72.5㎡)
帝塚山駅47.8万/㎡
(27.1年/73.0㎡)
43.0万/㎡
(31.1年/102㎡)
29.9万/㎡
(30.7年/65.0㎡)
住吉東駅35.6万/㎡
(25.4年/63.8㎡)
28.6万/㎡
(27.0年/66.7㎡)
34.8万/㎡
(18.6年/57.5㎡)
沢ノ町駅42.5万/㎡
(25.2年/66.0㎡)
34.9万/㎡
(18.2年/67.1㎡)
33.1万/㎡
(20.7年/63.6㎡)
我孫子前駅26.8万/㎡
(37.7年/52.5㎡)
22.8万/㎡
(35.6年/42.0㎡)
22.4万/㎡
(38.3年/45.0㎡)
浅香山駅25.4万/㎡
(24.8年/70.0㎡)
26.0万/㎡
(19.5年/76.7㎡)
26.6万/㎡
(24.7年/65.0㎡)
堺東駅44.9万/㎡
(16.7年/64.3㎡)
32.5万/㎡
(19.6年/58.9㎡)
27.5万/㎡
(19.1年/55.3㎡)
三国ケ丘駅36.2万/㎡
(26.9年/70.0㎡)
40.0万/㎡
(22.6年/66.1㎡)
39.0万/㎡
(20.3年/67.1㎡)
百舌鳥八幡駅32.9万/㎡
(25.3年/70.0㎡)
33.5万/㎡
(23.4年/58.8㎡)
29.8万/㎡
(23.8年/81.7㎡)
中百舌鳥駅47.7万/㎡
(20.7年/70.2㎡)
45.4万/㎡
(18.6年/73.0㎡)
40.3万/㎡
(18.1年/71.8㎡)
白鷺駅42.5万/㎡
(17.6年/73.0㎡)
41.0万/㎡
(15.2年/74.6㎡)
38.0万/㎡
(13.6年/76.4㎡)
初芝駅24.6万/㎡
(38.8年/66.2㎡)
15.3万/㎡
(37.3年/70.0㎡)
23.5万/㎡
(24.4年/72.2㎡)
萩原天神駅17.9万/㎡
(30.4年/70.0㎡)
-16.7万/㎡
(28.0年/60.0㎡)
北野田駅24.4万/㎡
(30.3年/69.4㎡)
26.9万/㎡
(25.4年/71.5㎡)
23.8万/㎡
(25.2年/75.6㎡)
狭山駅--10.9万/㎡
(28.8年/67.5㎡)
大阪狭山市駅14.8万/㎡
(39.7年/65.6㎡)
14.3万/㎡
(37.8年/59.4㎡)
13.4万/㎡
(38.9年/61.2㎡)
金剛駅14.8万/㎡
(33.7年/71.2㎡)
15.3万/㎡
(31.9年/72.0㎡)
11.9万/㎡
(35.1年/66.8㎡)
滝谷駅14.5万/㎡
(28.9年/75.0㎡)
14.4万/㎡
(30.1年/78.9㎡)
7.9万/㎡
(30.8年/77.9㎡)
千代田駅16.1万/㎡
(31.4年/74.5㎡)
14.4万/㎡
(28.0年/76.9㎡)
12.9万/㎡
(28.8年/74.5㎡)
河内長野駅18.9万/㎡
(28.3年/64.6㎡)
14.0万/㎡
(32.0年/67.5㎡)
15.8万/㎡
(27.6年/70.0㎡)
三日市町駅10.5万/㎡
(31.0年/72.5㎡)
8.9万/㎡
(32.6年/72.2㎡)
8.8万/㎡
(30.4年/63.6㎡)
美加の台駅8.6万/㎡
(34.5年/59.2㎡)
9.4万/㎡
(31.4年/68.3㎡)
7.1万/㎡
(33.0年/71.2㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

新今宮駅50.1 万/㎡(昨年同期比 +108.8 %)

新今宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +108.8%( +26.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +400.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 16.7年(昨年 24.5年から -31.8 %減)。平均専有面積は 28.0 ㎡ (昨年 25.0 ㎡から +12.0 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 24.5 年 → 2022年 16.7 年、-31.8 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 60.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 2.8 分、+40.0 %と大きく増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 60.0 %)

初芝駅24.6 万/㎡(昨年同期比 +60.6 %)

初芝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +60.6%( +9.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 38.8年(昨年 37.3年から +4.1 %増)。平均専有面積は 66.2 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -5.4 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)

三国ケ丘駅36.2 万/㎡(昨年同期比 -9.4 %)

三国ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -9.4%( -3.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて -57.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 26.9年(昨年 22.6年から +19.4 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から +5.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 % → 2022年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 22.6 年 → 2022年 26.9 年、+19.4 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.7 分 → 2022年 8.3 分、+76.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 33.3 %)

北野田駅24.4 万/㎡(昨年同期比 -9.3 %)

北野田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -9.3%( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。

平均築年数は 30.3年(昨年 25.4年から +19.5 %増)。平均専有面積は 69.4 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から -2.9 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 % → 2022年 66.7 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 25.4 年 → 2022年 30.3 年、+19.5 %と増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.1 分 → 2022年 12.3 分、+34.8 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.7 % → 2022年 8.3 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 29.6 % → 2022年 20.8 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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