中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR東西線 (京橋駅~加島駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4.5%( +2.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 220 件(1年前(2020年)に比べて +22.9%( +41件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 22.9年から -2.2 %減)。平均専有面積は 52.0 ㎡ (昨年 52.5 ㎡から -0.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。北新地駅、加島駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは加島駅で昨年に比べ +22.3 %、単価は 36.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(加島駅、北新地駅)は +21.6 %(単価 +9.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(京橋駅、大阪天満宮駅)は +0.3 %(単価 +0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.9 % → 2021年 20.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.2 % → 2021年 2.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.2 % → 2021年 29.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 6.7 % → 2021年 5.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大阪天満宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.3%( +2.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +10.7%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった加島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +22.3%( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +128.6%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR東西線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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京橋駅 | 46.4万/㎡ (26.0年/52.4㎡) | 47.6万/㎡ (25.1年/54.0㎡) | 45.1万/㎡ (22.6年/53.0㎡) |
大阪城北詰駅 | 63.4万/㎡ (20.1年/35.0㎡) | 54.5万/㎡ (24.5年/31.1㎡) | 59.0万/㎡ (23.3年/37.8㎡) |
大阪天満宮駅 | 70.8万/㎡ (15.4年/37.9㎡) | 68.5万/㎡ (16.2年/44.3㎡) | 69.0万/㎡ (12.1年/31.4㎡) |
北新地駅 | 67.7万/㎡ (45.3年/128㎡) | 56.0万/㎡ (41.8年/150㎡) | 67.7万/㎡ (31.8年/61.4㎡) |
新福島駅 | 56.8万/㎡ (24.0年/57.0㎡) | 54.9万/㎡ (25.0年/58.8㎡) | 58.1万/㎡ (21.3年/59.8㎡) |
海老江駅 | 66.4万/㎡ (16.5年/35.7㎡) | 61.7万/㎡ (15.7年/31.2㎡) | 58.0万/㎡ (15.9年/39.1㎡) |
御幣島駅 | 39.7万/㎡ (22.5年/60.2㎡) | 34.1万/㎡ (24.4年/62.0㎡) | 32.4万/㎡ (23.1年/62.7㎡) |
加島駅 | 36.1万/㎡ (19.6年/62.2㎡) | 29.5万/㎡ (23.3年/62.9㎡) | 30.1万/㎡ (23.2年/57.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
加島駅 36.1 万/㎡(昨年同期比 +22.3 %)
加島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +22.3%( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +128.6%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 23.3年から -15.6 %減)。平均専有面積は 62.2 ㎡ (昨年 62.9 ㎡から -1.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 23.3 年 → 2021年 19.6 年、-15.6 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 2.9 分 → 2021年 2.2 分、-21.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 71.4 % → 2021年 87.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 57.1 % → 2021年 68.8 %)
北新地駅 67.7 万/㎡(昨年同期比 +21.0 %)
北新地駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +21.0%( +11.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.3年(昨年 41.8年から +8.4 %増)。平均専有面積は 128.0 ㎡ (昨年 150.0 ㎡から -14.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 0.5 分 → 2021年 0.8 分、+60.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 80.0 %)
京橋駅 46.4 万/㎡(昨年同期比 -2.7 %)
京橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -2.7%( -1.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 65 件(1年前(2020年)に比べて -3.0%( -2件/㎡)と僅かに減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 25.1年から +3.7 %増)。平均専有面積は 52.4 ㎡ (昨年 54.0 ㎡から -3.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.4 % → 2021年 18.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.4 % → 2021年 9.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.9 % → 2021年 6.2 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.0 % → 2021年 7.8 %)
大阪天満宮駅 70.8 万/㎡(昨年同期比 +3.3 %)
大阪天満宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は70.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.3%( +2.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +10.7%( +3件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 15.4年(昨年 16.2年から -5.0 %減)。平均専有面積は 37.9 ㎡ (昨年 44.3 ㎡から -14.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.4 % → 2021年 3.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.1 分 → 2021年 5.9 分、+41.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.3 % → 2021年 29.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示