【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の阪急京都本線 (大阪梅田駅~水無瀬駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.9%( +0.3万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 59 件(1年前(2020年)に比べて +55.3%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 29.3年から -0.0 %減)。平均専有面積は 58.5 ㎡ (昨年 61.4 ㎡から -4.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。崇禅寺駅、淡路駅、相川駅、総持寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは相川駅で昨年に比べ +59.6 %、単価は 28.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(相川駅、淡路駅)は +44.6 %(単価 +11.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(富田駅、上新庄駅)は -25.0 %(単価 -6.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.6 % → 2021年 5.1 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 39.5 % → 2021年 37.9 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.8 % → 2021年 25.4 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.7 % → 2021年 25.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった崇禅寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +26.4%( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.8%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
阪急京都本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大阪梅田駅 | 53.4万/㎡ (31.6年/40.0㎡) | 60.1万/㎡ (30.6年/66.7㎡) | 65.5万/㎡ (21.6年/66.7㎡) |
十三駅 | 40.2万/㎡ (30.6年/48.8㎡) | 41.4万/㎡ (27.9年/43.0㎡) | 23.5万/㎡ (30.1年/45.7㎡) |
南方駅 | - | - | - |
崇禅寺駅 | 73.3万/㎡ (6.3年/30.0㎡) | 58.0万/㎡ (5.3年/50.0㎡) | - |
淡路駅 | 55.8万/㎡ (15.8年/36.2㎡) | 43.1万/㎡ (25.5年/38.8㎡) | 19.1万/㎡ (39.4年/64.2㎡) |
上新庄駅 | 31.2万/㎡ (24.8年/62.1㎡) | 39.1万/㎡ (19.3年/46.7㎡) | 42.0万/㎡ (21.6年/61.7㎡) |
相川駅 | 28.3万/㎡ (30.9年/46.7㎡) | 17.7万/㎡ (43.3年/65.0㎡) | 24.5万/㎡ (38.3年/40.0㎡) |
正雀駅 | 50.9万/㎡ (10.3年/55.0㎡) | - | 25.5万/㎡ (28.3年/55.0㎡) |
摂津市駅 | 41.7万/㎡ (10.3年/60.0㎡) | - | 46.0万/㎡ (3.9年/57.5㎡) |
南茨木駅 | 23.0万/㎡ (43.0年/68.8㎡) | 22.3万/㎡ (45.3年/69.0㎡) | 27.8万/㎡ (35.3年/64.2㎡) |
茨木市駅 | 40.7万/㎡ (30.3年/72.0㎡) | 37.7万/㎡ (26.3年/69.2㎡) | 28.7万/㎡ (28.2年/66.8㎡) |
総持寺駅 | 30.5万/㎡ (46.8年/72.5㎡) | 23.6万/㎡ (47.3年/55.0㎡) | 18.2万/㎡ (45.3年/55.0㎡) |
富田駅 | 13.1万/㎡ (50.3年/45.0㎡) | 18.7万/㎡ (46.3年/75.0㎡) | 22.6万/㎡ (30.8年/55.0㎡) |
高槻市駅 | 29.5万/㎡ (27.7年/72.0㎡) | 36.5万/㎡ (25.6年/76.7㎡) | 31.1万/㎡ (28.6年/67.7㎡) |
上牧駅 | - | 54.3万/㎡ (8.3年/70.0㎡) | 37.5万/㎡ (16.3年/80.0㎡) |
水無瀬駅 | 28.9万/㎡ (29.3年/71.2㎡) | 32.5万/㎡ (22.3年/85.0㎡) | 28.0万/㎡ (30.3年/63.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
相川駅 28.3 万/㎡(昨年同期比 +59.6 %)
相川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +59.6%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 43.3年から -28.5 %減)。平均専有面積は 46.7 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -28.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 43.3 年 → 2021年 30.9 年、-28.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 5.0 分、+25.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)
淡路駅 55.8 万/㎡(昨年同期比 +29.6 %)
淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.6%( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.8年(昨年 25.5年から -38.2 %減)。平均専有面積は 36.2 ㎡ (昨年 38.8 ㎡から -6.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.5 年 → 2021年 15.8 年、-38.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.8 分 → 2021年 11.0 分、+41.9 %と大きく増加)
富田駅 13.1 万/㎡(昨年同期比 -29.8 %)
富田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -29.8%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 50.3年(昨年 46.3年から +8.6 %増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -40.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.0 分 → 2021年 29.0 分、+93.3 %と大きく増加)
上新庄駅 31.2 万/㎡(昨年同期比 -20.2 %)
上新庄駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -20.2%( -7.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 19.3年から +28.6 %増)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 46.7 ㎡から +33.2 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 19.3 年 → 2021年 24.8 年、+28.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示