南海高野線 価格相場レポート

中古マンション相場の概況

2022年1月〜3月期の南海高野線 (難波駅美加の台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.4%( +1.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 70 件(1年前(2021年)に比べて -5.4%( -4件/㎡)と弱含みに推移しています。)。

平均築年数は 28.1年(昨年 26.7年から +5.1 %増)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 70.4 ㎡から -2.6 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。帝塚山駅住吉東駅堺東駅初芝駅千代田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは初芝駅で昨年に比べ +66.1 %、単価は 24.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(初芝駅住吉東駅)は +54.9 %(単価 +10.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(天下茶屋駅岸里玉出駅)は -37.0 %(単価 -11.7 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.5 % → 2022年 17.1 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.7 % → 2022年 28.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.5 % → 2022年 14.3 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった帝塚山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は72.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +39.5%( +20.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった美加の台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -1.6%( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。

南海高野線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
南海高野線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
難波駅---
今宮戎駅---
新今宮駅34.0万/㎡
(25.0年/25.0㎡)
--
萩ノ茶屋駅---
天下茶屋駅14.0万/㎡
(46.0年/50.0㎡)
24.7万/㎡
(37.0年/32.5㎡)
-
岸里玉出駅28.6万/㎡
(28.5年/66.7㎡)
41.4万/㎡
(27.0年/70.0㎡)
34.7万/㎡
(26.0年/75.0㎡)
帝塚山駅72.0万/㎡
(7.0年/75.0㎡)
51.6万/㎡
(27.4年/122㎡)
31.5万/㎡
(31.5年/60.0㎡)
住吉東駅35.4万/㎡
(31.0年/65.0㎡)
24.6万/㎡
(30.0年/65.0㎡)
20.0万/㎡
(36.0年/50.0㎡)
沢ノ町駅45.3万/㎡
(19.0年/75.0㎡)
--
我孫子前駅38.5万/㎡
(26.7年/65.0㎡)
-27.6万/㎡
(31.0年/37.5㎡)
浅香山駅---
堺東駅38.5万/㎡
(18.2年/66.1㎡)
30.9万/㎡
(17.9年/56.8㎡)
34.5万/㎡
(20.4年/62.0㎡)
三国ケ丘駅33.5万/㎡
(33.4年/73.3㎡)
33.1万/㎡
(27.8年/66.2㎡)
47.1万/㎡
(16.8年/73.8㎡)
百舌鳥八幡駅35.7万/㎡
(25.0年/70.0㎡)
32.7万/㎡
(23.0年/55.0㎡)
25.9万/㎡
(23.0年/85.0㎡)
中百舌鳥駅48.6万/㎡
(19.5年/77.5㎡)
50.7万/㎡
(15.0年/75.0㎡)
38.1万/㎡
(18.0年/72.5㎡)
白鷺駅37.3万/㎡
(24.6年/78.0㎡)
33.9万/㎡
(25.0年/72.0㎡)
32.8万/㎡
(19.0年/70.0㎡)
初芝駅24.6万/㎡
(45.0年/65.0㎡)
14.8万/㎡
(38.0年/70.0㎡)
17.6万/㎡
(32.7年/70.0㎡)
萩原天神駅18.8万/㎡
(30.0年/80.0㎡)
-16.7万/㎡
(28.0年/60.0㎡)
北野田駅25.7万/㎡
(31.4年/80.0㎡)
28.2万/㎡
(24.1年/76.0㎡)
21.8万/㎡
(26.4年/71.7㎡)
狭山駅--20.0万/㎡
(33.0年/65.0㎡)
大阪狭山市駅9.9万/㎡
(45.0年/62.5㎡)
11.8万/㎡
(39.5年/61.2㎡)
10.4万/㎡
(44.0年/55.0㎡)
金剛駅14.9万/㎡
(31.6年/71.3㎡)
12.4万/㎡
(31.9年/75.5㎡)
14.4万/㎡
(33.1年/70.5㎡)
滝谷駅-8.9万/㎡
(29.7年/75.0㎡)
4.5万/㎡
(31.0年/75.0㎡)
千代田駅18.3万/㎡
(25.7年/70.0㎡)
14.4万/㎡
(26.8年/86.2㎡)
16.7万/㎡
(28.4年/93.3㎡)
河内長野駅22.4万/㎡
(21.3年/57.5㎡)
20.6万/㎡
(25.0年/70.0㎡)
8.4万/㎡
(29.5年/70.0㎡)
三日市町駅-11.1万/㎡
(32.0年/90.0㎡)
6.9万/㎡
(26.0年/71.0㎡)
美加の台駅9.1万/㎡
(36.0年/56.2㎡)
9.2万/㎡
(30.0年/70.0㎡)
1.7万/㎡
(34.0年/60.0㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

初芝駅24.6 万/㎡(昨年同期比 +66.1 %)

初芝駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +66.1%( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 45.0年(昨年 38.0年から +18.4 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -7.1 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2021年 9.0 分 → 2022年 8.0 分、-11.1 %と減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 38.0 年 → 2022年 45.0 年、+18.4 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

住吉東駅35.4 万/㎡(昨年同期比 +43.7 %)

住吉東駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +43.7%( +10.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 31.0年(昨年 30.0年から +3.3 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)

天下茶屋駅14.0 万/㎡(昨年同期比 -43.2 %)

天下茶屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -43.2%( -10.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 46.0年(昨年 37.0年から +24.3 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 32.5 ㎡から +53.8 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 37.0 年 → 2022年 46.0 年、+24.3 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)

岸里玉出駅28.6 万/㎡(昨年同期比 -30.8 %)

岸里玉出駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -30.8%( -12.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 28.5年(昨年 27.0年から +5.6 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -4.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.5 分 → 2022年 1.2 分、-74.1 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 83.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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