中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の大阪堺筋線 (天神橋筋六丁目駅~天下茶屋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は71.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +2.2%( +1.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 101 件(1年前(2021年)に比べて -6.5%( -7件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 14.5年から +17.5 %増)。平均専有面積は 40.8 ㎡ (昨年 42.1 ㎡から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。扇町駅、堺筋本町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは扇町駅で昨年に比べ +39.7 %、単価は 77.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(扇町駅、堺筋本町駅)は +31.0 %(単価 +18.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(天下茶屋駅、南森町駅)は -27.7 %(単価 -10.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.5 % → 2022年 10.9 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.4 % → 2022年 24.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 14.5 年 → 2022年 17.0 年、+17.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.5 % → 2022年 24.8 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.6 % → 2022年 7.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は95.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +7.2%( +6.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて -21.1%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天下茶屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -43.2%( -10.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
大阪堺筋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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天神橋筋六丁目駅 | 62.6万/㎡ (20.1年/41.7㎡) | 66.1万/㎡ (15.6年/49.8㎡) | 71.8万/㎡ (13.1年/33.8㎡) |
扇町駅 | 77.9万/㎡ (13.3年/21.2㎡) | 55.8万/㎡ (24.8年/45.0㎡) | 67.0万/㎡ (18.4年/40.0㎡) |
南森町駅 | 67.8万/㎡ (19.7年/44.3㎡) | 77.3万/㎡ (15.4年/48.8㎡) | 67.7万/㎡ (16.0年/39.2㎡) |
北浜駅 | 95.7万/㎡ (8.9年/44.3㎡) | 89.3万/㎡ (8.7年/43.7㎡) | 76.0万/㎡ (8.8年/36.9㎡) |
堺筋本町駅 | 76.8万/㎡ (16.3年/40.4㎡) | 62.8万/㎡ (17.5年/31.1㎡) | 63.9万/㎡ (16.1年/39.6㎡) |
長堀橋駅 | 68.1万/㎡ (16.6年/42.7㎡) | 76.2万/㎡ (11.0年/39.4㎡) | 70.5万/㎡ (12.5年/33.2㎡) |
日本橋駅 | 66.2万/㎡ (22.0年/35.0㎡) | 61.6万/㎡ (13.0年/50.8㎡) | 65.5万/㎡ (7.8年/50.0㎡) |
恵美須町駅 | 69.4万/㎡ (12.6年/23.0㎡) | 77.4万/㎡ (5.8年/21.0㎡) | 78.8万/㎡ (5.9年/21.2㎡) |
動物園前駅 | - | - | - |
天下茶屋駅 | 14.0万/㎡ (46.0年/50.0㎡) | 24.7万/㎡ (37.0年/32.5㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
扇町駅 77.9 万/㎡(昨年同期比 +39.7 %)
扇町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は77.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +39.7%( +22.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -60.0%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.3年(昨年 24.8年から -46.6 %減)。平均専有面積は 21.2 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から -52.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 24.8 年 → 2022年 13.3 年、-46.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.9 分 → 2022年 4.5 分、-23.7 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 % → 2022年 25.0 %)
堺筋本町駅 76.8 万/㎡(昨年同期比 +22.3 %)
堺筋本町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は76.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +22.3%( +14.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 16.3年(昨年 17.5年から -6.9 %減)。平均専有面積は 40.4 ㎡ (昨年 31.1 ㎡から +29.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 14.3 % → 2022年 14.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 % → 2022年 14.3 %)
天下茶屋駅 14.0 万/㎡(昨年同期比 -43.2 %)
天下茶屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -43.2%( -10.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.0年(昨年 37.0年から +24.3 %増)。平均専有面積は 50.0 ㎡ (昨年 32.5 ㎡から +53.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 37.0 年 → 2022年 46.0 年、+24.3 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
南森町駅 67.8 万/㎡(昨年同期比 -12.3 %)
南森町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -12.3%( -9.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 23 件(1年前(2021年)に比べて +187.5%( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 15.4年から +28.1 %増)。平均専有面積は 44.3 ㎡ (昨年 48.8 ㎡から -9.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 52.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.4 年 → 2022年 19.7 年、+28.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.5 % → 2022年 39.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示