【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の名鉄尾西線 (弥富駅～玉ノ井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +32.5％( +5.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(１年前(2021年)に比べて +33.3％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 26.6年から +5.5 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。日比野駅、町方駅、渕高駅、西一宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日比野駅で昨年に比べ +40.5 ％、単価は 29.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(日比野駅、渕高駅)は +37.0 ％(単価 +5.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(名鉄一宮駅、津島駅)は -13.7 ％(単価 -2.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 9.0 分 → 2022年 6.9 分、-23.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 8.7 ％ → 2022年 26.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.2 ％ → 2022年 9.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日比野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +40.5％( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +220.0％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった渕高駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +33.4％( +2.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄尾西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 弥富駅 | - | 22.0万/㎡ (28.8年/77.5㎡) | - |
| 佐屋駅 | 16.5万/㎡ (23.8年/85.0㎡) | - | - |
| 日比野駅 | 29.6万/㎡ (27.9年/79.4㎡) | 21.1万/㎡ (24.6年/76.0㎡) | 22.0万/㎡ (28.3年/77.5㎡) |
| 津島駅 | 15.2万/㎡ (26.1年/88.3㎡) | 16.7万/㎡ (29.5年/66.2㎡) | - |
| 町方駅 | 11.2万/㎡ (29.8年/80.0㎡) | 9.3万/㎡ (28.8年/75.0㎡) | - |
| 渕高駅 | 8.6万/㎡ (27.8年/80.0㎡) | 6.5万/㎡ (26.8年/82.5㎡) | - |
| 丸渕駅 | 8.8万/㎡ (27.8年/85.0㎡) | - | 4.5万/㎡ (25.8年/80.0㎡) |
| 森上駅 | - | - | - |
| 山崎駅 | - | - | - |
| 萩原駅 | - | - | - |
| 二子駅 | - | - | 11.3万/㎡ (30.8年/75.0㎡) |
| 観音寺駅 | 9.1万/㎡ (47.8年/75.0㎡) | - | 29.0万/㎡ (14.8年/100㎡) |
| 名鉄一宮駅 | 17.1万/㎡ (26.8年/76.7㎡) | 20.9万/㎡ (25.1年/78.3㎡) | - |
| 西一宮駅 | 22.7万/㎡ (25.8年/77.5㎡) | 18.5万/㎡ (25.8年/97.5㎡) | 22.7万/㎡ (23.8年/75.0㎡) |
| 開明駅 | - | 6.2万/㎡ (33.8年/65.0㎡) | - |
| 奥町駅 | 23.1万/㎡ (27.8年/65.0㎡) | - | - |
| 玉ノ井駅 | - | 14.6万/㎡ (24.0年/96.2㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
日比野駅 29.6 万/㎡(昨年同期比 +40.5 ％)
日比野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +40.5％( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて +220.0％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 24.6年から +13.5 ％増)。平均専有面積は 79.4 ㎡ (昨年 76.0 ㎡から +4.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 24.6 年 → 2022年 27.9 年、+13.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.8 分 → 2022年 7.2 分、+23.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 75.0 ％)
渕高駅 8.6 万/㎡(昨年同期比 +33.4 ％)
渕高駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +33.4％( +2.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 26.8年から +3.7 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -3.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
名鉄一宮駅 17.1 万/㎡(昨年同期比 -18.2 ％)
名鉄一宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -18.2％( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.8年(昨年 25.1年から +6.6 ％増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から -2.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 16.0 分、+52.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
津島駅 15.2 万/㎡(昨年同期比 -9.2 ％)
津島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -9.2％( -1.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 29.5年から -11.6 ％減)。平均専有面積は 88.3 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 29.5 年 → 2022年 26.1 年、-11.6 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 8.5 分 → 2022年 7.3 分、-13.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示