【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR香椎線 (西戸崎駅～宇美駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +27.0％( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 25.1年から -4.6 ％減)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +9.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。香椎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎駅で昨年に比べ +55.7 ％、単価は 31.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(香椎駅)は +55.7 ％(単価 +11.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(西戸崎駅)は -38.5 ％(単価 -3.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 13.3 ％ → 2021年 7.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.7 分 → 2021年 10.8 分、+40.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.2 ％ → 2021年 14.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +55.7％( +11.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西戸崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -38.5％( -3.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR香椎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西戸崎駅 | 6.2万/㎡ (38.5年/55.0㎡) | 10.1万/㎡ (29.0年/62.5㎡) | - |
| 雁ノ巣駅 | - | - | - |
| 奈多駅 | 9.4万/㎡ (39.5年/83.3㎡) | 11.8万/㎡ (32.3年/79.2㎡) | - |
| 和白駅 | 21.4万/㎡ (21.7年/77.8㎡) | 26.5万/㎡ (15.5年/72.5㎡) | 18.9万/㎡ (20.0年/81.0㎡) |
| 香椎駅 | 31.8万/㎡ (23.9年/75.0㎡) | 20.4万/㎡ (24.9年/56.7㎡) | 44.1万/㎡ (10.2年/67.5㎡) |
| 香椎神宮駅 | - | - | - |
| 舞松原駅 | 9.3万/㎡ (37.5年/45.0㎡) | - | 10.5万/㎡ (35.5年/40.0㎡) |
| 土井駅 | 22.6万/㎡ (23.0年/80.0㎡) | 26.2万/㎡ (19.5年/80.0㎡) | 13.6万/㎡ (32.5年/55.0㎡) |
| 伊賀駅 | 21.7万/㎡ (11.5年/115㎡) | - | - |
| 長者原駅 | 27.1万/㎡ (17.5年/85.0㎡) | - | - |
| 酒殿駅 | 22.4万/㎡ (12.5年/85.0㎡) | - | - |
| 須恵駅 | 30.0万/㎡ (6.5年/80.0㎡) | - | - |
| 須恵中央駅 | - | - | - |
| 宇美駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎駅 31.8 万/㎡(昨年同期比 +55.7 ％)
香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +55.7％( +11.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +133.3％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 24.9年から -3.6 ％減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +32.4 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.7 分 → 2021年 13.4 分、+54.9 ％と大きく増加)
西戸崎駅 6.2 万/㎡(昨年同期比 -38.5 ％)
西戸崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -38.5％( -3.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 29.0年から +32.8 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 29.0 年 → 2021年 38.5 年、+32.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示