【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のJR香椎線 (西戸崎駅~宇美駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +38.0%( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +44件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 28.4年から -18.6 %減)。平均専有面積は 73.7 ㎡ (昨年 72.7 ㎡から +1.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。奈多駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎駅で昨年に比べ +186.9 %、単価は 28.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(香椎駅)は +186.9 %(単価 +18.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(和白駅)は +0.9 %(単価 +0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.4 年 → 2021年 23.1 年、-18.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 30.0 % → 2021年 3.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.9 分 → 2021年 11.4 分、+43.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 56.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +186.9%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +1000.0%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈多駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +75.1%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR香椎線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西戸崎駅 | 18.7万/㎡ (23.9年/70.0㎡) | 16.0万/㎡ (22.9年/71.7㎡) | 22.5万/㎡ (14.3年/80.0㎡) |
雁ノ巣駅 | - | - | - |
奈多駅 | 17.1万/㎡ (30.4年/60.7㎡) | 9.8万/㎡ (38.3年/73.3㎡) | 17.0万/㎡ (36.6年/75.0㎡) |
和白駅 | 22.6万/㎡ (22.1年/78.4㎡) | 22.4万/㎡ (18.6年/76.2㎡) | 27.1万/㎡ (27.3年/70.0㎡) |
香椎駅 | 28.7万/㎡ (20.4年/76.4㎡) | 10.0万/㎡ (44.3年/60.0㎡) | 29.5万/㎡ (21.5年/78.0㎡) |
香椎神宮駅 | - | - | - |
舞松原駅 | 18.8万/㎡ (27.3年/80.0㎡) | - | 32.9万/㎡ (24.3年/70.0㎡) |
土井駅 | 19.9万/㎡ (25.8年/70.0㎡) | - | 11.5万/㎡ (29.6年/65.0㎡) |
伊賀駅 | - | - | - |
長者原駅 | 29.1万/㎡ (14.8年/77.5㎡) | - | - |
酒殿駅 | - | - | - |
須恵駅 | - | - | - |
須恵中央駅 | 21.3万/㎡ (14.8年/85.0㎡) | - | - |
宇美駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 +186.9 %)
香椎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +186.9%( +18.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +1000.0%( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 44.3年から -54.0 %減)。平均専有面積は 76.4 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +27.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.3 年 → 2021年 20.4 年、-54.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 10.0 分 → 2021年 16.5 分、+64.5 %と大きく増加)
和白駅 22.6 万/㎡(昨年同期比 +0.9 %)
和白駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.9%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 18.6年から +18.7 %増)。平均専有面積は 78.4 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から +2.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 18.6 年 → 2021年 22.1 年、+18.7 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 8.7 分、+24.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示