【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の名鉄小牧線 (上飯田駅～犬山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -11.0％( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 101 件(１年前(2023年)に比べて -50.2％( -102件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 24.6年から +13.2 ％増)。平均専有面積は 75.7 ㎡ (昨年 77.7 ㎡から -2.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。味鋺駅、味美駅、味岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは味鋺駅で昨年に比べ +92.3 ％、単価は 33.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(味鋺駅、味美駅)は +68.1 ％(単価 +11.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(羽黒駅、上飯田駅)は -35.4 ％(単価 -7.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 67.2 ％ → 2024年 62.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 5.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.6 年 → 2024年 27.9 年、+13.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 13.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 29.6 ％ → 2024年 27.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった味鋺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +92.3％( +16.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -78.6％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽黒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -45.5％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名鉄小牧線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 20.5万/㎡ (32.0年/70.9㎡) | 27.5万/㎡ (26.4年/70.5㎡) | 27.1万/㎡ (24.3年/71.2㎡) |
| 味鋺駅 | 33.3万/㎡ (26.5年/68.3㎡) | 17.3万/㎡ (31.8年/69.6㎡) | 21.3万/㎡ (25.6年/68.2㎡) |
| 味美駅 | 24.3万/㎡ (18.8年/78.6㎡) | 16.9万/㎡ (29.0年/90.0㎡) | 27.1万/㎡ (19.0年/78.0㎡) |
| 春日井駅 | 20.2万/㎡ (28.5年/78.1㎡) | 22.9万/㎡ (25.6年/81.4㎡) | 20.2万/㎡ (27.2年/79.7㎡) |
| 牛山駅 | - | - | - |
| 間内駅 | - | 10.8万/㎡ (0年/60.0㎡) | 14.3万/㎡ (16.5年/81.7㎡) |
| 小牧口駅 | 20.6万/㎡ (27.1年/72.5㎡) | 25.6万/㎡ (21.0年/80.0㎡) | 23.3万/㎡ (21.0年/83.0㎡) |
| 小牧駅 | 25.1万/㎡ (23.9年/74.1㎡) | 30.8万/㎡ (16.0年/76.7㎡) | 23.1万/㎡ (21.1年/80.7㎡) |
| 小牧原駅 | 15.7万/㎡ (31.3年/77.1㎡) | 13.5万/㎡ (25.2年/83.6㎡) | 16.5万/㎡ (25.5年/76.9㎡) |
| 味岡駅 | 12.9万/㎡ (31.3年/76.7㎡) | 10.6万/㎡ (35.3年/70.0㎡) | 13.9万/㎡ (26.9年/72.5㎡) |
| 田県神社前駅 | - | 18.7万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | 5.4万/㎡ (34.8年/65.0㎡) |
| 羽黒駅 | 8.6万/㎡ (30.5年/70.0㎡) | 15.7万/㎡ (29.0年/70.0㎡) | 12.4万/㎡ (32.0年/90.0㎡) |
| 犬山駅 | 18.2万/㎡ (29.1年/78.3㎡) | 22.9万/㎡ (21.5年/76.7㎡) | 23.3万/㎡ (23.4年/76.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
味鋺駅 33.3 万/㎡(昨年同期比 +92.3 ％)
味鋺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +92.3％( +16.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -78.6％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 31.8年から -16.7 ％減)。平均専有面積は 68.3 ㎡ (昨年 69.6 ㎡から -1.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 31.8 年 → 2024年 26.5 年、-16.7 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 92.9 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.9 分 → 2024年 12.3 分、+25.1 ％と大きく増加)
味美駅 24.3 万/㎡(昨年同期比 +44.0 ％)
味美駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +44.0％( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +16.7％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 29.0年から -35.2 ％減)。平均専有面積は 78.6 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -12.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.0 年 → 2024年 18.8 年、-35.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.3 分 → 2024年 10.0 分、-57.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 28.6 ％)
羽黒駅 8.6 万/㎡(昨年同期比 -45.5 ％)
羽黒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -45.5％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 29.0年から +5.2 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
上飯田駅 20.5 万/㎡(昨年同期比 -25.3 ％)
上飯田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -25.3％( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -46.7％( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 26.4年から +21.5 ％増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +0.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 56.7 ％ → 2024年 31.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 ％ → 2024年 6.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.4 年 → 2024年 32.0 年、+21.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.8 分 → 2024年 9.9 分、+27.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 37.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.3 ％ → 2024年 26.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示