【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜9月期のJR青梅線 (立川駅～二俣尾駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +7.3％( +3.0万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 145 件(１年前(2022年)に比べて -46.7％( -127件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 27.1年から +3.3 ％増)。平均専有面積は 48.2 ㎡ (昨年 52.2 ㎡から -7.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。中神駅、青梅駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青梅駅で昨年に比べ +26.1 ％、単価は 19.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(青梅駅、中神駅)は +24.8 ％(単価 +6.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(羽村駅、牛浜駅)は -25.6 ％(単価 -6.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 13.9 ％ → 2023年 12.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 61.1 ％ → 2023年 60.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.4 ％ → 2023年 6.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 3.6 ％ → 2023年 2.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +14.9％( +10.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2022年)に比べて -47.7％( -41件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽村駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -34.4％( -9.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -56.2％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR青梅線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 80.0万/㎡ (21.5年/34.8㎡) | 69.6万/㎡ (21.5年/45.3㎡) | 75.7万/㎡ (16.4年/49.5㎡) |
| 西立川駅 | 33.0万/㎡ (35.6年/60.0㎡) | 34.4万/㎡ (36.1年/57.4㎡) | 28.4万/㎡ (38.4年/54.2㎡) |
| 東中神駅 | 34.5万/㎡ (28.5年/55.0㎡) | 37.7万/㎡ (27.7年/53.8㎡) | 50.3万/㎡ (8.7年/62.5㎡) |
| 中神駅 | 44.0万/㎡ (19.7年/71.4㎡) | 35.6万/㎡ (27.6年/67.5㎡) | 40.5万/㎡ (14.8年/70.0㎡) |
| 昭島駅 | 45.7万/㎡ (28.7年/61.7㎡) | 41.4万/㎡ (29.1年/67.1㎡) | 34.1万/㎡ (24.8年/69.6㎡) |
| 拝島駅 | 31.4万/㎡ (33.8年/60.4㎡) | 32.7万/㎡ (26.8年/54.5㎡) | 27.5万/㎡ (29.8年/50.0㎡) |
| 牛浜駅 | 19.8万/㎡ (26.4年/57.5㎡) | 23.7万/㎡ (30.5年/40.0㎡) | 28.1万/㎡ (28.8年/36.2㎡) |
| 福生駅 | 22.9万/㎡ (31.6年/47.1㎡) | 25.2万/㎡ (31.0年/50.9㎡) | 27.2万/㎡ (31.4年/50.0㎡) |
| 羽村駅 | 17.5万/㎡ (33.0年/62.1㎡) | 26.7万/㎡ (26.4年/63.1㎡) | 22.2万/㎡ (27.9年/62.1㎡) |
| 小作駅 | 22.2万/㎡ (30.7年/61.4㎡) | 24.9万/㎡ (23.0年/65.6㎡) | 27.8万/㎡ (22.0年/62.0㎡) |
| 河辺駅 | 22.9万/㎡ (34.2年/51.9㎡) | 22.6万/㎡ (30.8年/52.4㎡) | 21.0万/㎡ (26.1年/55.0㎡) |
| 東青梅駅 | 17.8万/㎡ (32.6年/31.2㎡) | 20.7万/㎡ (30.7年/43.8㎡) | 15.3万/㎡ (30.4年/50.3㎡) |
| 青梅駅 | 19.9万/㎡ (31.6年/46.4㎡) | 15.8万/㎡ (30.7年/47.8㎡) | 15.6万/㎡ (28.4年/52.3㎡) |
| 宮ノ平駅 | - | - | - |
| 二俣尾駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青梅駅 19.9 万/㎡(昨年同期比 +26.1 ％)
青梅駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +26.1％( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -69.6％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 30.7年から +2.9 ％増)。平均専有面積は 46.4 ㎡ (昨年 47.8 ㎡から -2.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.3 ％ → 2023年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 17.4 ％ → 2023年 14.3 ％)
中神駅 44.0 万/㎡(昨年同期比 +23.5 ％)
中神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +23.5％( +8.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて -8.3％( -1件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 19.7年(昨年 27.6年から -28.6 ％減)。平均専有面積は 71.4 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +5.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 27.6 年 → 2023年 19.7 年、-28.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 13.5 分 → 2023年 11.7 分、-13.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 54.5 ％ → 2023年 45.5 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.1 ％ → 2023年 9.1 ％)
羽村駅 17.5 万/㎡(昨年同期比 -34.4 ％)
羽村駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -34.4％( -9.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて -56.2％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 26.4年から +24.7 ％増)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 63.1 ㎡から -1.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 68.8 ％ → 2023年 57.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 26.4 年 → 2023年 33.0 年、+24.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.2 ％ → 2023年 28.6 ％)
牛浜駅 19.8 万/㎡(昨年同期比 -16.7 ％)
牛浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -16.7％( -4.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 30.5年から -13.5 ％減)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 40.0 ㎡から +43.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 30.5 年 → 2023年 26.4 年、-13.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.3 分 → 2023年 5.0 分、+114.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示