【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の京阪交野線 (枚方市駅~河内森駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +23.0%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(1年前(2022年)に比べて +76.5%( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 26.8年から -10.0 %減)。平均専有面積は 79.2 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +7.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。枚方市駅、郡津駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは郡津駅で昨年に比べ +58.5 %、単価は 12.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(郡津駅)は +58.5 %(単価 +4.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(交野市駅)は -8.1 %(単価 -2.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.8 分 → 2023年 8.3 分、-23.4 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 % → 2023年 15.4 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.9 % → 2023年 10.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 35.3 % → 2023年 43.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 % → 2023年 3.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった枚方市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +20.3%( +6.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2022年)に比べて +81.8%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +58.5%( +4.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京阪交野線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
枚方市駅 | 37.1万/㎡ (25.3年/80.5㎡) | 30.8万/㎡ (26.3年/75.0㎡) | 26.7万/㎡ (25.9年/76.0㎡) |
宮之阪駅 | 46.6万/㎡ (9.0年/67.5㎡) | - | 16.2万/㎡ (49.0年/55.0㎡) |
星ケ丘駅 | 20.0万/㎡ (26.0年/80.0㎡) | - | 23.8万/㎡ (24.0年/80.0㎡) |
村野駅 | - | - | - |
郡津駅 | 12.0万/㎡ (49.0年/65.0㎡) | 7.6万/㎡ (46.5年/67.5㎡) | 28.0万/㎡ (19.0年/75.0㎡) |
交野市駅 | 28.4万/㎡ (20.7年/80.8㎡) | 30.9万/㎡ (18.3年/73.8㎡) | 30.4万/㎡ (21.8年/73.0㎡) |
河内森駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
郡津駅 12.0 万/㎡(昨年同期比 +58.5 %)
郡津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +58.5%( +4.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.0年(昨年 46.5年から +5.4 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -3.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
交野市駅 28.4 万/㎡(昨年同期比 -8.1 %)
交野市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -8.1%( -2.5万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.7年(昨年 18.3年から +13.2 %増)。平均専有面積は 80.8 ㎡ (昨年 73.8 ㎡から +9.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 18.3 年 → 2023年 20.7 年、+13.2 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 9.8 分、+22.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 25.0 % → 2023年 16.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示