【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年4月〜6月期のJR奈良線 (木津駅～京都駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +14.4％( +4.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2019年)に比べて -42.9％( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.1年(昨年 24.6年から -22.6 ％減)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 56.4 ㎡から +21.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。木津駅、木幡駅、京都駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは木津駅で昨年に比べ +72.7 ％、単価は 27.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(木津駅)は +72.7 ％(単価 +11.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(六地蔵駅)は -29.2 ％(単価 -10.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.6 年 → 2020年 19.1 年、-22.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 7.1 分 → 2020年 6.2 分、-11.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 57.1 ％ → 2020年 45.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 25.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は81.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +27.1％( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -60.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六地蔵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -29.2％( -10.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR奈良線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木津駅 | 27.1万/㎡ (0年/70.0㎡) | 15.7万/㎡ (16.3年/70.0㎡) | 24.3万/㎡ (16.3年/70.0㎡) |
| 玉水駅 | - | - | - |
| 城陽駅 | - | - | - |
| 新田駅 | 27.9万/㎡ (14.8年/70.0㎡) | - | 10.8万/㎡ (39.3年/60.0㎡) |
| JR小倉駅 | 30.7万/㎡ (17.3年/75.0㎡) | - | - |
| 宇治駅 | - | 18.6万/㎡ (27.8年/60.0㎡) | 17.2万/㎡ (17.3年/56.2㎡) |
| 黄檗駅 | 25.0万/㎡ (29.3年/80.0㎡) | - | 14.3万/㎡ (27.3年/65.0㎡) |
| 木幡駅 | 26.2万/㎡ (24.3年/63.3㎡) | 18.4万/㎡ (29.1年/70.0㎡) | 26.6万/㎡ (26.6年/63.3㎡) |
| 六地蔵駅 | 25.5万/㎡ (17.8年/92.5㎡) | 36.0万/㎡ (11.3年/75.0㎡) | 20.0万/㎡ (24.3年/60.0㎡) |
| 桃山駅 | - | - | 54.5万/㎡ (3.3年/55.0㎡) |
| JR藤森駅 | - | - | - |
| 東福寺駅 | - | 28.0万/㎡ (29.9年/15.0㎡) | 29.0万/㎡ (27.3年/20.0㎡) |
| 京都駅 | 81.4万/㎡ (12.8年/42.5㎡) | 64.0万/㎡ (17.1年/53.0㎡) | 60.8万/㎡ (14.9年/33.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
木津駅 27.1 万/㎡(昨年同期比 +72.7 ％)
木津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +72.7％( +11.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.0 分 → 2020年 4.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
六地蔵駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 -29.2 ％)
六地蔵駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -29.2％( -10.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 11.3年から +57.8 ％増)。平均専有面積は 92.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +23.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.0 分 → 2020年 2.5 分、-68.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.3 年 → 2020年 17.8 年、+57.8 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示