【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR左沢線 (北山形駅～左沢駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +17.8％( +7.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて +9.1％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 23.5年から +18.6 ％増)。平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 122.5 坪から -19.5 ％減)。平均建物面積は 51.9 坪 (昨年 61.0 坪から -15.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。北山形駅、東金井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽前山辺駅で昨年に比べ +135.9 ％、坪単価は 40.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(羽前山辺駅、北山形駅)は +89.8 ％(坪単価 +25.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南寒河江駅、羽前長崎駅)は -83.7 ％(坪単価 -48.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 24.3 分 → 2023年 20.5 分、-15.9 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 23.5 年 → 2023年 27.9 年、+18.6 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.7 ％ → 2023年 29.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.4 ％ → 2023年 41.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北山形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.2万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +43.7％( +27.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南寒河江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.28万円/坪(0.08万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -99.1％( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR左沢線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 北山形駅 | 89.2万/坪 (18.5年/66.3坪) | 62.1万/坪 (15.9年/126坪) | 71.5万/坪 (18.6年/122坪) |
| 東金井駅 | 42.8万/坪 (33.0年/81.7坪) | 35.2万/坪 (20.0年/221坪) | 80.7万/坪 (1.8年/72.0坪) |
| 羽前山辺駅 | 40.7万/坪 (26.5年/67.3坪) | 17.3万/坪 (59.0年/63.5坪) | 13.8万/坪 (55.0年/99.8坪) |
| 羽前金沢駅 | - | - | - |
| 羽前長崎駅 | 31.4万/坪 (32.0年/121坪) | 99.2万/坪 (0年/69.6坪) | 44.1万/坪 (25.0年/175坪) |
| 南寒河江駅 | 0.28万/坪 (48.0年/63.5坪) | 30.1万/坪 (25.5年/62.0坪) | - |
| 寒河江駅 | 31.0万/坪 (28.5年/107坪) | 32.5万/坪 (24.4年/100坪) | 30.4万/坪 (25.7年/130坪) |
| 西寒河江駅 | 26.8万/坪 (48.0年/113坪) | 28.7万/坪 (25.0年/75.6坪) | 88.9万/坪 (0年/71.1坪) |
| 羽前高松駅 | 17.1万/坪 (30.0年/247坪) | - | 0.9万/坪 (55.0年/254坪) |
| 柴橋駅 | - | - | - |
| 左沢駅 | - | 5.4万/坪 (69.0年/93.8坪) | 22.0万/坪 (27.0年/123坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽前山辺駅 40.7 万/坪(昨年同期比 +135.9 ％)
羽前山辺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +135.9％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 59.0年から -55.1 ％減)。平均土地面積は 67.3 坪 (昨年 63.5 坪から +6.0 ％増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 54.5 坪から -45.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 59.0 年 → 2023年 26.5 年、-55.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.0 分 → 2023年 18.0 分、+800.0 ％と大きく増加)
北山形駅 89.2 万/坪(昨年同期比 +43.7 ％)
北山形駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.2万円/坪(27.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +43.7％( +27.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +14.3％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 15.9年から +16.7 ％増)。平均土地面積は 66.3 坪 (昨年 126.4 坪から -47.5 ％減)。平均建物面積は 55.4 坪 (昨年 50.9 坪から +8.8 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 15.9 年 → 2023年 18.5 年、+16.7 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 ％ → 2023年 50.0 ％)
南寒河江駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -99.1 ％)
南寒河江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.28万円/坪(0.08万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -99.1％( -29.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 48.0年(昨年 25.5年から +88.2 ％増)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 62.0 坪から +2.4 ％増)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 31.0 坪から -41.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.5 年 → 2023年 48.0 年、+88.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.0 分 → 2023年 21.0 分、+75.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
羽前長崎駅 31.4 万/坪(昨年同期比 -68.3 ％)
羽前長崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -68.3％( -67.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 69.6 坪から +73.9 ％増)。平均建物面積は 74.9 坪 (昨年 30.3 坪から +147.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.0 分 → 2023年 12.0 分、-14.3 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示