【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期のJR鶴見線 (鶴見駅~浜川崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +10.0%( +4.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 284 件(1年前(2021年)に比べて -12.9%( -42件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 24.8年から +0.8 %増)。平均専有面積は 60.1 ㎡ (昨年 58.2 ㎡から +3.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく減少、築 20 年以内の比較的新しい物件数が増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。鶴見小野駅、安善駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは安善駅で昨年に比べ +85.9 %、単価は 46.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(安善駅)は +85.9 %(単価 +21.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(浜川崎駅)は -1.0 %(単価 -0.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 % → 2022年 1.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.3 % → 2022年 0.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.5 % → 2022年 14.9 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 41.4 % → 2022年 42.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鶴見駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +8.2%( +4.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 265 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -33件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浅野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +5.7%( +2.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -20.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR鶴見線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鶴見駅 | 54.0万/㎡ (24.9年/60.5㎡) | 49.9万/㎡ (24.4年/57.7㎡) | 52.5万/㎡ (23.1年/54.7㎡) |
国道駅 | - | - | 43.6万/㎡ (24.8年/55.0㎡) |
鶴見小野駅 | 53.5万/㎡ (28.8年/45.6㎡) | 38.4万/㎡ (25.3年/66.4㎡) | 45.5万/㎡ (27.2年/57.3㎡) |
弁天橋駅 | - | 46.2万/㎡ (21.0年/65.0㎡) | - |
浅野駅 | 38.6万/㎡ (30.6年/51.2㎡) | 36.5万/㎡ (31.3年/56.0㎡) | 24.6万/㎡ (31.8年/65.0㎡) |
安善駅 | 46.9万/㎡ (24.9年/65.0㎡) | 25.2万/㎡ (39.1年/65.8㎡) | 39.4万/㎡ (32.2年/66.7㎡) |
武蔵白石駅 | - | 30.8万/㎡ (26.0年/65.0㎡) | - |
浜川崎駅 | 52.6万/㎡ (14.3年/73.8㎡) | 53.1万/㎡ (17.8年/60.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
安善駅 46.9 万/㎡(昨年同期比 +85.9 %)
安善駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は46.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +85.9%( +21.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.9年(昨年 39.1年から -36.4 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 65.8 ㎡から -1.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 39.1 年 → 2022年 24.9 年、-36.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 83.3 % → 2022年 100.0 %)
浜川崎駅 52.6 万/㎡(昨年同期比 -1.0 %)
浜川崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は52.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -1.0%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.3年(昨年 17.8年から -19.7 %減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +22.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 17.8 年 → 2022年 14.3 年、-19.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 4.2 分 → 2022年 5.0 分、+17.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示