【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の西武国分寺線 (国分寺駅～東村山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.5％( +5.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて -86.3％( -264件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.6年(昨年 21.8年から -5.8 ％減)。平均専有面積は 67.6 ㎡ (昨年 64.6 ㎡から +4.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。恋ケ窪駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは恋ケ窪駅で昨年に比べ +38.1 ％、単価は 67.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(恋ケ窪駅)は +38.1 ％(単価 +18.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(鷹の台駅)は -14.0 ％(単価 -6.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.1 ％ → 2024年 31.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 ％ → 2024年 41.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.4 ％ → 2024年 14.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.7 ％ → 2024年 4.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は82.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.2％( +6.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -85.0％( -147件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東村山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -5.2％( -2.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -89.1％( -49件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 西武国分寺線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国分寺駅 | 82.2万/㎡ (20.8年/65.8㎡) | 76.0万/㎡ (22.6年/61.4㎡) | 73.7万/㎡ (19.1年/66.0㎡) |
| 恋ケ窪駅 | 67.1万/㎡ (21.0年/70.0㎡) | 48.6万/㎡ (25.8年/74.5㎡) | 52.0万/㎡ (20.6年/67.8㎡) |
| 鷹の台駅 | 40.0万/㎡ (26.4年/85.0㎡) | 46.5万/㎡ (20.2年/79.0㎡) | 47.8万/㎡ (20.1年/82.1㎡) |
| 小川駅 | 46.3万/㎡ (10.0年/75.0㎡) | 46.0万/㎡ (9.9年/71.0㎡) | 40.9万/㎡ (16.0年/79.3㎡) |
| 東村山駅 | 38.3万/㎡ (28.2年/59.2㎡) | 40.3万/㎡ (26.2年/61.0㎡) | 40.3万/㎡ (24.7年/56.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
恋ケ窪駅 67.1 万/㎡(昨年同期比 +38.1 ％)
恋ケ窪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +38.1％( +18.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -95.5％( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 25.8年から -18.5 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 74.5 ㎡から -6.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 25.8 年 → 2024年 21.0 年、-18.5 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.6 分 → 2024年 8.0 分、-24.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 52.4 ％ → 2024年 100.0 ％)
鷹の台駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 -14.0 ％)
鷹の台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -14.0％( -6.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 20.2年から +30.7 ％増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 79.0 ㎡から +7.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 20.2 年 → 2024年 26.4 年、+30.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示