【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜12月期の養老鉄道 (桑名駅～多度駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -9.5％( -6.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 83 件(１年前(2019年)に比べて +31.7％( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.0年(昨年 19.6年から +7.2 ％増)。平均土地面積は 72.7 坪 (昨年 56.3 坪から +29.2 ％増)。平均建物面積は 48.7 坪 (昨年 37.1 坪から +31.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。播磨駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは播磨駅で昨年に比べ +47.0 ％、坪単価は 68.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(播磨駅)は +47.0 ％(坪単価 +21.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(多度駅)は -19.5 ％(坪単価 -12.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 34.1 分 → 2020年 28.7 分、-15.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 22.8 ％ → 2020年 22.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 ％ → 2020年 22.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 ％ → 2020年 31.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった播磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.2万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +47.0％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった多度駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.9万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -19.5％( -12.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 養老鉄道 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 桑名駅 | 63.9万/坪 (20.1年/66.7坪) | 70.4万/坪 (19.6年/56.3坪) | 64.8万/坪 (16.3年/59.4坪) |
| 播磨駅 | 68.2万/坪 (10.4年/51.0坪) | 46.4万/坪 (29.5年/61.5坪) | 65.5万/坪 (13.3年/57.7坪) |
| 下深谷駅 | - | 9.8万/坪 (35.5年/81.7坪) | 8.8万/坪 (39.2年/52.6坪) |
| 下野代駅 | 33.8万/坪 (39.8年/140坪) | - | - |
| 多度駅 | 50.9万/坪 (27.3年/106坪) | 63.2万/坪 (10.3年/47.8坪) | 28.2万/坪 (31.1年/75.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
播磨駅 68.2 万/坪(昨年同期比 +47.0 ％)
播磨駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.2万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +47.0％( +21.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.4年(昨年 29.5年から -64.6 ％減)。平均土地面積は 51.0 坪 (昨年 61.5 坪から -17.0 ％減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 37.1 坪から -11.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 29.5 年 → 2020年 10.4 年、-64.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 8.3 分 → 2020年 7.2 分、-13.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
多度駅 50.9 万/坪(昨年同期比 -19.5 ％)
多度駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.9万円/坪(15.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -19.5％( -12.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 10.3年から +166.2 ％増)。平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 47.8 坪から +121.9 ％増)。平均建物面積は 95.1 坪 (昨年 41.2 坪から +130.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.3 年 → 2020年 27.3 年、+166.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 15.6 分 → 2020年 18.0 分、+15.4 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 12.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示