物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2022年第3四半期
2022年7月9月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2022年7月〜9月期のJR東海道本線 (二川駅木曽川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.2万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +2.4%( +2.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 248 件(1年前(2021年)に比べて -5.0%( -13件/坪)と小幅に減少しています。)。

平均築年数は 14.4年(昨年 12.6年から +13.8 %増)。平均土地面積は 66.9 坪 (昨年 65.4 坪から +2.3 %増)。平均建物面積は 52.5 坪 (昨年 46.3 坪から +13.5 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 17 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。三ケ根駅刈谷駅逢妻駅清洲駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは木曽川駅で昨年に比べ +707.5 %、坪単価は 56.2 万円/坪となった。

上位 2 駅(木曽川駅枇杷島駅)は +432.4 %(坪単価 +45.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三河塩津駅二川駅)は -73.7 %(坪単価 -65.4 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 6.2 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 % → 2022年 6.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2021年 12.6 年 → 2022年 14.4 年、+13.8 %と増加)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.9 % → 2022年 23.0 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 47.5 % → 2022年 42.5 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 202万円/坪(61.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +118.8%( +109.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。

鉄道路線中、最低値の駅となった三河塩津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -77.9%( -72.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

JR東海道本線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR東海道本線現状(2022)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
二川駅25.7万/坪
(41.2年/96.6坪)
84.4万/坪
(10.2年/106坪)
69.9万/坪
(21.9年/70.3坪)
豊橋駅72.8万/坪
(14.8年/80.8坪)
80.1万/坪
(14.1年/72.5坪)
84.9万/坪
(11.2年/55.3坪)
西小坂井駅43.8万/坪
(21.5年/62.5坪)
76.5万/坪
(7.0年/47.6坪)
41.5万/坪
(0.5年/71.1坪)
愛知御津駅49.7万/坪
(34.0年/96.0坪)
65.8万/坪
(12.0年/130坪)
63.3万/坪
(29.0年/136坪)
三河大塚駅-49.6万/坪
(35.5年/63.5坪)
-
三河三谷駅57.0万/坪
(17.4年/44.4坪)
70.7万/坪
(10.5年/111坪)
70.9万/坪
(10.7年/52.4坪)
蒲郡駅87.9万/坪
(11.1年/60.5坪)
101万/坪
(8.9年/51.9坪)
78.9万/坪
(1.2年/44.4坪)
三河塩津駅20.5万/坪
(35.5年/99.8坪)
92.6万/坪
(0.5年/56.0坪)
-
三ケ根駅73.9万/坪
(13.5年/43.9坪)
52.6万/坪
(26.0年/42.4坪)
54.7万/坪
(12.5年/93.8坪)
幸田駅87.0万/坪
(0年/30.3坪)
80.2万/坪
(11.8年/85.5坪)
85.3万/坪
(6.5年/45.0坪)
相見駅93.1万/坪
(11.1年/48.1坪)
85.7万/坪
(7.5年/61.4坪)
127万/坪
(0.00年/54.5坪)
岡崎駅112万/坪
(13.4年/60.7坪)
99.2万/坪
(11.7年/48.0坪)
108万/坪
(5.6年/44.7坪)
西岡崎駅102万/坪
(13.8年/45.7坪)
96.0万/坪
(9.5年/46.9坪)
102万/坪
(14.3年/60.8坪)
安城駅110万/坪
(19.5年/83.2坪)
117万/坪
(5.7年/40.0坪)
139万/坪
(4.4年/82.1坪)
三河安城駅126万/坪
(11.8年/63.5坪)
60.8万/坪
(37.5年/163坪)
142万/坪
(16.0年/304坪)
東刈谷駅112万/坪
(9.9年/89.0坪)
134万/坪
(1.2年/42.2坪)
116万/坪
(4.0年/38.0坪)
野田新町駅120万/坪
(7.3年/113坪)
113万/坪
(6.8年/44.2坪)
102万/坪
(10.2年/63.5坪)
刈谷駅124万/坪
(21.9年/137坪)
75.1万/坪
(9.5年/66.6坪)
122万/坪
(0.5年/41.3坪)
逢妻駅134万/坪
(7.0年/85.0坪)
95.6万/坪
(28.0年/40.3坪)
124万/坪
(1.3年/41.1坪)
大府駅127万/坪
(2.4年/46.3坪)
118万/坪
(12.4年/72.1坪)
103万/坪
(6.8年/41.7坪)
共和駅102万/坪
(5.8年/47.7坪)
125万/坪
(30.0年/39.5坪)
165万/坪
(5.8年/84.5坪)
南大高駅112万/坪
(8.5年/40.8坪)
113万/坪
(6.4年/41.0坪)
200万/坪
(5.0年/161坪)
大高駅136万/坪
(25.8年/47.9坪)
132万/坪
(31.2年/41.6坪)
129万/坪
(6.5年/43.9坪)
笠寺駅89.6万/坪
(10.7年/23.2坪)
81.7万/坪
(17.5年/325坪)
112万/坪
(5.0年/44.9坪)
熱田駅---
金山駅132万/坪
(3.5年/41.8坪)
-232万/坪
(36.5年/30.3坪)
尾頭橋駅115万/坪
(7.5年/30.8坪)
105万/坪
(7.5年/33.3坪)
126万/坪
(0.5年/28.7坪)
名古屋駅202万/坪
(32.5年/54.5坪)
92.3万/坪
(26.0年/62.8坪)
207万/坪
(28.5年/81.7坪)
枇杷島駅66.8万/坪
(21.0年/50.7坪)
26.0万/坪
(38.5年/19.7坪)
93.5万/坪
(0.5年/39.3坪)
清洲駅156万/坪
(-0.50年/50.9坪)
86.4万/坪
(11.4年/48.9坪)
62.4万/坪
(26.9年/53.8坪)
稲沢駅95.0万/坪
(12.3年/36.5坪)
102万/坪
(14.1年/53.7坪)
83.1万/坪
(7.8年/57.2坪)
尾張一宮駅83.6万/坪
(13.5年/80.6坪)
85.6万/坪
(9.3年/64.5坪)
68.6万/坪
(18.2年/86.7坪)
木曽川駅56.2万/坪
(3.5年/42.4坪)
7.0万/坪
(44.5年/42.4坪)
43.1万/坪
(14.0年/77.1坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

木曽川駅56.2 万/坪(昨年同期比 +707.5 %)

木曽川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +707.5%( +49.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 3.5年(昨年 44.5年から -92.1 %減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 42.4 坪から +0.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 28.7 坪から +5.3 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 44.5 年 → 2022年 3.5 年、-92.1 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 60.0 分 → 2022年 30.0 分、-50.0 %と大きく減少)

枇杷島駅66.8 万/坪(昨年同期比 +157.3 %)

枇杷島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.8万円/坪(20.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +157.3%( +40.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 21.0年(昨年 38.5年から -45.5 %減)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 19.7 坪から +157.7 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 21.2 坪から +71.4 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2021年 38.5 年 → 2022年 21.0 年、-45.5 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が減少(2021年 18.0 分 → 2022年 15.5 分、-13.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 50.0 %)

三河塩津駅20.5 万/坪(昨年同期比 -77.9 %)

三河塩津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -77.9%( -72.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均築年数は 35.5年(昨年 0.5年から +6947.8 %増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 56.0 坪から +78.4 %増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 30.3 坪から +110.0 %増)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 0.5 年 → 2022年 35.5 年、+6947.8 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 9.0 分、+80.0 %と大きく増加)

二川駅25.7 万/坪(昨年同期比 -69.6 %)

二川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.7万円/坪(7.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -69.6%( -58.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 41.2年(昨年 10.2年から +303.9 %増)。平均土地面積は 96.6 坪 (昨年 106.2 坪から -9.0 %減)。平均建物面積は 33.5 坪 (昨年 40.0 坪から -16.3 %減)。

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2021年 10.2 年 → 2022年 41.2 年、+303.9 %と大きく増加)
  • 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 20.1 分 → 2022年 34.4 分、+71.4 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 % → 2022年 71.4 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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