【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期の名鉄豊川線 (国府駅～豊川稲荷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.0％( -7.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 48 件(１年前(2023年)に比べて -26.2％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 9.8年から +21.7 ％増)。平均土地面積は 65.6 坪 (昨年 69.2 坪から -5.1 ％減)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 43.9 坪から +13.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。国府駅、豊川稲荷駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは八幡駅で昨年に比べ -13.9 ％、坪単価は 93.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(稲荷口駅)は +4.5 ％(坪単価 +4.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(八幡駅)は -13.9 ％(坪単価 -15.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.8 ％ → 2024年 13.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 9.8 年 → 2024年 11.9 年、+21.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.4 分 → 2024年 14.2 分、+24.5 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 67.2 ％ → 2024年 55.6 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 8.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.4万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -13.9％( -15.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -43.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった諏訪町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -12.3％( -10.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄豊川線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府駅 | 93.1万/坪 (12.4年/59.0坪) | 93.5万/坪 (8.9年/49.1坪) | 83.8万/坪 (15.4年/50.7坪) |
| 八幡駅 | 93.4万/坪 (5.3年/40.8坪) | 109万/坪 (3.0年/45.0坪) | 86.4万/坪 (11.4年/48.2坪) |
| 諏訪町駅 | 73.4万/坪 (16.2年/93.0坪) | 83.7万/坪 (12.5年/106坪) | 86.0万/坪 (16.7年/63.1坪) |
| 稲荷口駅 | 91.5万/坪 (15.2年/60.0坪) | 87.5万/坪 (16.0年/71.8坪) | 78.5万/坪 (12.7年/49.3坪) |
| 豊川稲荷駅 | 83.3万/坪 (1.0年/45.9坪) | 83.9万/坪 (13.8年/70.3坪) | 78.3万/坪 (13.3年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
稲荷口駅 91.5 万/坪(昨年同期比 +4.5 ％)
稲荷口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.5万円/坪(27.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +4.5％( +4.0万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.2年(昨年 16.0年から -4.9 ％減)。平均土地面積は 60.0 坪 (昨年 71.8 坪から -16.5 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 51.4 坪から -38.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.3 分 → 2024年 10.3 分、+24.0 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
八幡駅 93.4 万/坪(昨年同期比 -13.9 ％)
八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.4万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -13.9％( -15.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -43.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 5.3年(昨年 3.0年から +74.8 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 45.0 坪から -9.2 ％減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 31.1 坪から -5.5 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 3.0 年 → 2024年 5.3 年、+74.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 12.7 分、+66.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 92.9 ％ → 2024年 77.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示