【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年10月〜12月期の名鉄津島線 (須ケ口駅~津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.1万円/坪(20.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +53.8%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 43 件(1年前(2019年)に比べて -6.5%( -3件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 18.5年から -38.6 %減)。平均土地面積は 65.1 坪 (昨年 83.9 坪から -22.4 %減)。平均建物面積は 40.9 坪 (昨年 56.5 坪から -27.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。甚目寺駅、七宝駅、木田駅、勝幡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは津島駅で昨年に比べ +149.3 %、坪単価は 70.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(津島駅、甚目寺駅)は +108.3 %(坪単価 +34.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(須ケ口駅、青塚駅)は -19.6 %(坪単価 -16.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 18.5 年 → 2020年 11.4 年、-38.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 39.5 % → 2020年 53.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 18.6 % → 2020年 7.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 75.8万円/坪(22.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +57.7%( +27.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.6%( -5.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
名鉄津島線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
須ケ口駅 | 70.1万/坪 (12.8年/40.1坪) | 98.0万/坪 (0.8年/54.5坪) | 76.0万/坪 (17.1年/88.2坪) |
甚目寺駅 | 67.7万/坪 (10.6年/81.0坪) | 40.5万/坪 (24.5年/89.6坪) | 72.7万/坪 (9.5年/106坪) |
七宝駅 | 73.3万/坪 (14.1年/59.7坪) | 45.1万/坪 (16.7年/129坪) | 96.3万/坪 (5.9年/124坪) |
木田駅 | 75.8万/坪 (6.5年/45.8坪) | 48.1万/坪 (18.3年/44.6坪) | 46.6万/坪 (25.2年/68.3坪) |
青塚駅 | 44.1万/坪 (21.3年/45.4坪) | 49.3万/坪 (13.8年/54.5坪) | 74.5万/坪 (1.4年/64.5坪) |
勝幡駅 | 69.3万/坪 (-0.25年/40.8坪) | 51.1万/坪 (10.0年/44.2坪) | 14.0万/坪 (50.8年/30.3坪) |
藤浪駅 | 72.4万/坪 (0.8年/42.4坪) | - | 56.7万/坪 (0.8年/54.5坪) |
津島駅 | 70.9万/坪 (9.9年/72.6坪) | 28.4万/坪 (28.3年/43.2坪) | 67.6万/坪 (13.0年/64.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
津島駅 70.9 万/坪(昨年同期比 +149.3 %)
津島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.9万円/坪(21.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +149.3%( +42.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて -27.3%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.9年(昨年 28.3年から -65.1 %減)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 43.2 坪から +68.2 %増)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 32.2 坪から -7.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.3 年 → 2020年 9.9 年、-65.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 62.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 14.5 分 → 2020年 19.8 分、+35.8 %と大きく増加)
甚目寺駅 67.7 万/坪(昨年同期比 +67.3 %)
甚目寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.7万円/坪(20.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +67.3%( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2019年)に比べて +275.0%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 24.5年から -56.7 %減)。平均土地面積は 81.0 坪 (昨年 89.6 坪から -9.6 %減)。平均建物面積は 56.3 坪 (昨年 122.5 坪から -54.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.5 年 → 2020年 10.6 年、-56.7 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 % → 2020年 66.7 %)
須ケ口駅 70.1 万/坪(昨年同期比 -28.5 %)
須ケ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.1万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -28.5%( -28.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.8年(昨年 0.8年から +1593.8 %増)。平均土地面積は 40.1 坪 (昨年 54.5 坪から -26.4 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 30.3 坪から +2.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.5 分 → 2020年 6.0 分、-29.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.8 年 → 2020年 12.8 年、+1593.8 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)
青塚駅 44.1 万/坪(昨年同期比 -10.6 %)
青塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -10.6%( -5.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 13.8年から +54.5 %増)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 54.5 坪から -16.7 %減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 41.6 坪から -31.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 30.0 分 → 2020年 26.0 分、-13.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 13.8 年 → 2020年 21.3 年、+54.5 %と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示