【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の名鉄河和線 (太田川駅～河和駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.8万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -4.9％( -3.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 55 件(１年前(2020年)に比べて -15.4％( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 14.0年から +16.7 ％増)。平均土地面積は 74.2 坪 (昨年 57.4 坪から +29.3 ％増)。平均建物面積は 41.2 坪 (昨年 36.7 坪から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。高横須賀駅、南加木屋駅、八幡新田駅、住吉町駅、河和駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは河和駅で昨年に比べ +55.7 ％、坪単価は 20.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(河和駅、南加木屋駅)は +50.2 ％(坪単価 +20.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(知多武豊駅、知多半田駅)は -50.3 ％(坪単価 -63.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 22.3 分 → 2021年 13.8 分、-37.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 1.5 ％ → 2021年 1.9 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 14.0 年 → 2021年 16.4 年、+16.7 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.7 ％ → 2021年 34.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.4 ％ → 2021年 28.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高横須賀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +29.2％( +24.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +55.7％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄河和線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太田川駅 | 92.4万/坪 (12.8年/43.9坪) | 95.4万/坪 (11.3年/44.6坪) | 106万/坪 (0.25年/38.6坪) |
| 高横須賀駅 | 107万/坪 (0.8年/46.1坪) | 82.6万/坪 (7.1年/51.4坪) | 91.0万/坪 (5.0年/52.6坪) |
| 南加木屋駅 | 106万/坪 (9.0年/74.9坪) | 73.0万/坪 (29.3年/57.7坪) | 80.7万/坪 (18.8年/46.1坪) |
| 八幡新田駅 | 67.1万/坪 (20.1年/51.9坪) | 53.2万/坪 (13.8年/126坪) | 76.6万/坪 (9.6年/62.7坪) |
| 巽ケ丘駅 | 42.2万/坪 (22.1年/73.7坪) | 77.6万/坪 (8.1年/60.5坪) | 79.5万/坪 (11.1年/49.4坪) |
| 白沢駅 | - | 47.2万/坪 (17.8年/84.7坪) | 35.6万/坪 (42.8年/148坪) |
| 坂部駅 | 60.7万/坪 (21.0年/107坪) | - | 66.1万/坪 (0.8年/40.8坪) |
| 阿久比駅 | - | 30.4万/坪 (29.8年/99.8坪) | 88.2万/坪 (0.8年/37.8坪) |
| 植大駅 | - | 31.5万/坪 (31.8年/42.4坪) | 94.5万/坪 (0.8年/49.9坪) |
| 半田口駅 | 52.5万/坪 (15.2年/98.3坪) | 51.0万/坪 (21.3年/58.6坪) | - |
| 住吉町駅 | 98.5万/坪 (10.1年/75.6坪) | 78.6万/坪 (0.8年/63.5坪) | - |
| 知多半田駅 | 82.3万/坪 (4.8年/57.1坪) | 153万/坪 (0.8年/51.4坪) | 180万/坪 (29.3年/293坪) |
| 成岩駅 | 63.7万/坪 (27.5年/39.3坪) | 77.6万/坪 (10.8年/50.4坪) | 89.0万/坪 (2.3年/46.7坪) |
| 青山駅 | 82.6万/坪 (18.4年/45.9坪) | 89.4万/坪 (8.8年/49.2坪) | 55.0万/坪 (16.0年/63.8坪) |
| 上ゲ駅 | 58.8万/坪 (14.8年/91.5坪) | 99.6万/坪 (2.3年/55.3坪) | 49.3万/坪 (13.3年/65.0坪) |
| 知多武豊駅 | 46.1万/坪 (25.3年/57.5坪) | 101万/坪 (6.4年/49.2坪) | 82.8万/坪 (7.8年/97.4坪) |
| 富貴駅 | 78.7万/坪 (1.8年/188坪) | - | 53.3万/坪 (13.8年/69.6坪) |
| 河和口駅 | - | - | - |
| 河和駅 | 20.7万/坪 (40.3年/115坪) | 13.3万/坪 (41.0年/45.1坪) | 43.8万/坪 (17.1年/63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河和駅 20.7 万/坪(昨年同期比 +55.7 ％)
河和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +55.7％( +7.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 41.0年から -1.8 ％減)。平均土地面積は 115.0 坪 (昨年 45.1 坪から +155.0 ％増)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 43.9 坪から +6.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 102.0 分 → 2021年 14.0 分、-86.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
南加木屋駅 105.5 万/坪(昨年同期比 +44.6 ％)
南加木屋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(31.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +44.6％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 9.0年(昨年 29.3年から -69.3 ％減)。平均土地面積は 74.9 坪 (昨年 57.7 坪から +29.8 ％増)。平均建物面積は 35.9 坪 (昨年 34.8 坪から +3.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.3 年 → 2021年 9.0 年、-69.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.4 分 → 2021年 12.0 分、-16.5 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 42.9 ％ → 2021年 25.0 ％)
知多武豊駅 46.1 万/坪(昨年同期比 -54.3 ％)
知多武豊駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.1万円/坪(13.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -54.3％( -54.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 6.4年から +297.4 ％増)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 49.2 坪から +16.9 ％増)。平均建物面積は 21.9 坪 (昨年 30.3 坪から -27.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.0 分 → 2021年 13.5 分、-32.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.4 年 → 2021年 25.3 年、+297.4 ％と大きく増加)
知多半田駅 82.3 万/坪(昨年同期比 -46.4 ％)
知多半田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.3万円/坪(24.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -46.4％( -71.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 0.8年から +531.3 ％増)。平均土地面積は 57.1 坪 (昨年 51.4 坪から +11.0 ％増)。平均建物面積は 38.2 坪 (昨年 37.8 坪から +1.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.0 分 → 2021年 13.3 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.8 年 → 2021年 4.8 年、+531.3 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示