【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の名古屋市名港線 (名古屋港駅~金山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.1万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -12.5%( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて +11.5%( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 18.5年(昨年 11.8年から +56.8 %増)。平均土地面積は 58.3 坪 (昨年 37.5 坪から +55.4 %増)。平均建物面積は 46.3 坪 (昨年 41.4 坪から +11.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全ての駅において下落した。日比野駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは築地口駅で昨年に比べ -69.7 %、坪単価は 14.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(日比野駅)は -5.7 %(坪単価 -4.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(築地口駅)は -69.7 %(坪単価 -33.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 21.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.8 年 → 2024年 18.5 年、+56.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.4 分 → 2024年 12.0 分、+15.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.0 % → 2024年 21.4 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.0 % → 2024年 21.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった金山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -20.0%( -25.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった築地口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -69.7%( -33.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
名古屋市名港線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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名古屋港駅 | - | - | - |
築地口駅 | 14.7万/坪 (54.0年/10.6坪) | 48.6万/坪 (37.0年/23.7坪) | 102万/坪 (19.1年/99.8坪) |
港区役所駅 | - | - | - |
東海通駅 | 82.6万/坪 (19.6年/35.4坪) | 108万/坪 (3.8年/41.3坪) | 99.9万/坪 (20.6年/78.7坪) |
六番町駅 | 98.9万/坪 (12.0年/38.8坪) | 112万/坪 (7.8年/35.8坪) | 128万/坪 (9.8年/32.5坪) |
日比野駅 | 78.4万/坪 (18.9年/79.3坪) | 83.1万/坪 (9.6年/38.8坪) | 62.0万/坪 (21.1年/45.2坪) |
金山駅 | 104万/坪 (14.5年/40.8坪) | 130万/坪 (16.0年/46.1坪) | 158万/坪 (3.0年/16.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日比野駅 78.4 万/坪(昨年同期比 -5.7 %)
日比野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.4万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -5.7%( -4.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて +66.7%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 9.6年から +98.1 %増)。平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 38.8 坪から +104.2 %増)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 35.8 坪から +26.8 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 9.6 年 → 2024年 18.9 年、+98.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 28.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 35.7 %)
築地口駅 14.7 万/坪(昨年同期比 -69.7 %)
築地口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.7万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -69.7%( -33.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 54.0年(昨年 37.0年から +46.0 %増)。平均土地面積は 10.6 坪 (昨年 23.7 坪から -55.3 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 32.3 坪から -15.6 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.3 分 → 2024年 2.0 分、-80.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 37.0 年 → 2024年 54.0 年、+46.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示