【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の愛知環状鉄道線 (岡崎駅~高蔵寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.9万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -14.0%( -14.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 97 件(1年前(2019年)に比べて +16.9%( +14件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 10.5年から +34.2 %増)。平均土地面積は 70.7 坪 (昨年 65.7 坪から +7.6 %増)。平均建物面積は 48.0 坪 (昨年 47.5 坪から +1.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。八草駅、中水野駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八草駅で昨年に比べ +59.1 %、坪単価は 105 万円/坪となった。
上位 2 駅(八草駅、中水野駅)は +50.0 %(坪単価 +30.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(三河上郷駅、山口駅)は -63.3 %(坪単価 -63.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 10.5 年 → 2020年 14.1 年、+34.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.8 % → 2020年 31.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 58.4 % → 2020年 44.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった末野原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 135万円/坪(41.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -16.6%( -27.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.5%( -51.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
愛知環状鉄道線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡崎駅 | 103万/坪 (7.9年/59.2坪) | 111万/坪 (8.5年/43.0坪) | 101万/坪 (8.1年/46.4坪) |
六名駅 | - | - | - |
中岡崎駅 | - | - | - |
北岡崎駅 | - | - | - |
大門駅 | - | - | - |
北野桝塚駅 | 160万/坪 (-0.25年/63.5坪) | - | 103万/坪 (0.25年/42.0坪) |
三河上郷駅 | 40.1万/坪 (27.8年/77.1坪) | 115万/坪 (0.25年/48.4坪) | - |
永覚駅 | - | - | 124万/坪 (0.25年/60.5坪) |
末野原駅 | 135万/坪 (0.25年/43.9坪) | 162万/坪 (6.8年/126坪) | - |
三河豊田駅 | 106万/坪 (0.25年/41.3坪) | 112万/坪 (6.5年/109坪) | 120万/坪 (13.8年/69.8坪) |
新上挙母駅 | - | - | - |
新豊田駅 | 87.5万/坪 (21.6年/115坪) | 133万/坪 (0.8年/39.3坪) | 106万/坪 (4.8年/44.5坪) |
愛環梅坪駅 | - | 120万/坪 (6.3年/104坪) | - |
四郷駅 | 111万/坪 (9.8年/59.2坪) | 119万/坪 (2.1年/53.8坪) | 86.9万/坪 (12.0年/57.0坪) |
貝津駅 | - | - | - |
保見駅 | 68.1万/坪 (23.3年/65.0坪) | 100万/坪 (12.3年/72.6坪) | - |
篠原駅 | - | 17.2万/坪 (32.3年/200坪) | - |
八草駅 | 105万/坪 (3.8年/54.5坪) | 66.1万/坪 (28.3年/57.5坪) | 129万/坪 (0.25年/68.1坪) |
山口駅 | 32.5万/坪 (36.8年/54.8坪) | 84.2万/坪 (14.1年/55.2坪) | 25.5万/坪 (31.8年/48.4坪) |
瀬戸口駅 | 56.1万/坪 (23.3年/106坪) | 85.1万/坪 (10.5年/112坪) | 66.3万/坪 (10.3年/48.4坪) |
瀬戸市駅 | - | - | - |
中水野駅 | 73.1万/坪 (0.25年/36.3坪) | 51.9万/坪 (28.6年/53.4坪) | 63.9万/坪 (15.8年/72.6坪) |
高蔵寺駅 | 79.1万/坪 (16.8年/68.8坪) | 71.5万/坪 (18.3年/67.9坪) | 69.5万/坪 (12.9年/77.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八草駅 105.2 万/坪(昨年同期比 +59.1 %)
八草駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +59.1%( +39.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 3.8年(昨年 28.3年から -86.7 %減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 57.5 坪から -5.3 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 37.8 坪から -12.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.3 年 → 2020年 3.8 年、-86.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 23.0 分 → 2020年 15.0 分、-34.8 %と大きく減少)
中水野駅 73.1 万/坪(昨年同期比 +40.9 %)
中水野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.1万円/坪(22.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +40.9%( +21.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 28.6年から -99.1 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 53.4 坪から -32.1 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 21.7 坪から +32.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.6 年 → 2020年 0.3 年、-99.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.7 分 → 2020年 18.0 分、+31.7 %と大きく増加)
三河上郷駅 40.1 万/坪(昨年同期比 -65.0 %)
三河上郷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.1万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -65.0%( -74.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 0.3年から +10918.5 %増)。平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 48.4 坪から +59.4 %増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 28.7 坪から +65.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.0 分 → 2020年 8.5 分、-67.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 0.3 年 → 2020年 27.8 年、+10918.5 %と大きく増加)
山口駅 32.5 万/坪(昨年同期比 -61.5 %)
山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -61.5%( -51.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.8年(昨年 14.1年から +161.6 %増)。平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 55.2 坪から -0.7 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 33.9 坪から -4.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 14.1 年 → 2020年 36.8 年、+161.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示