【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR久留里線 (木更津駅～上総亀山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.9万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -5.0％( -3.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 35 件(１年前(2021年)に比べて -25.5％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 19.3年から +24.7 ％増)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 74.0 坪から +13.1 ％増)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 36.3 坪から +34.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。祇園駅、横田駅、馬来田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東横田駅で昨年に比べ +488.3 ％、坪単価は 21.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(東横田駅)は +488.3 ％(坪単価 +17.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(木更津駅)は -8.7 ％(坪単価 -5.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 19.3 年 → 2022年 24.0 年、+24.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 24.0 分 → 2022年 29.2 分、+21.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 ％ → 2022年 25.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 ％ → 2022年 22.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった祇園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.1万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +24.0％( +14.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東横田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +488.3％( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR久留里線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木更津駅 | 60.7万/坪 (22.4年/83.1坪) | 66.5万/坪 (15.4年/62.2坪) | 67.7万/坪 (17.6年/130坪) |
| 祇園駅 | 77.1万/坪 (6.0年/80.2坪) | 62.2万/坪 (42.0年/64.3坪) | - |
| 上総清川駅 | - | - | 23.6万/坪 (49.0年/75.6坪) |
| 東清川駅 | - | - | - |
| 横田駅 | 26.4万/坪 (48.0年/109坪) | 17.2万/坪 (55.0年/166坪) | - |
| 東横田駅 | 21.2万/坪 (38.0年/86.2坪) | 3.6万/坪 (35.0年/87.7坪) | 1.4万/坪 (38.4年/49.2坪) |
| 馬来田駅 | 28.0万/坪 (22.0年/69.6坪) | 19.3万/坪 (38.0年/202坪) | 6.3万/坪 (47.5年/87.0坪) |
| 下郡駅 | - | 13.2万/坪 (30.0年/60.5坪) | - |
| 小櫃駅 | - | 21.4万/坪 (42.0年/121坪) | - |
| 俵田駅 | - | - | - |
| 久留里駅 | - | - | - |
| 平山駅 | - | - | - |
| 上総松丘駅 | - | - | - |
| 上総亀山駅 | - | 40.0万/坪 (14.0年/148坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東横田駅 21.2 万/坪(昨年同期比 +488.3 ％)
東横田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +488.3％( +17.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 35.0年から +8.6 ％増)。平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 87.7 坪から -1.7 ％減)。平均建物面積は 32.3 坪 (昨年 49.9 坪から -35.4 ％減)。
木更津駅 60.7 万/坪(昨年同期比 -8.7 ％)
木更津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.7万円/坪(18.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -8.7％( -5.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて -23.7％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.4年(昨年 15.4年から +45.9 ％増)。平均土地面積は 83.1 坪 (昨年 62.2 坪から +33.7 ％増)。平均建物面積は 50.6 坪 (昨年 36.2 坪から +39.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.4 年 → 2022年 22.4 年、+45.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 26.5 分 → 2022年 32.1 分、+21.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 ％ → 2022年 20.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 ％ → 2022年 34.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示