【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の名鉄瀬戸線 (栄町駅~尾張瀬戸駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +11.2%( +3.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 77 件(1年前(2023年)に比べて -85.2%( -443件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 28.1年から -6.5 %減)。平均専有面積は 73.9 ㎡ (昨年 74.9 ㎡から -1.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東大手駅、守山自衛隊前駅、瓢箪山駅、大森・金城学院前駅、水野駅、尾張瀬戸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東大手駅で昨年に比べ +37.4 %、単価は 75.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東大手駅、守山自衛隊前駅)は +35.6 %(単価 +15.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新瀬戸駅、清水駅)は -21.5 %(単価 -7.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.8 % → 2024年 16.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.7 % → 2024年 3.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.7 % → 2024年 53.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 24.5 % → 2024年 23.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東大手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は75.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +37.4%( +20.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾張旭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -7.9%( -1.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -91.7%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名鉄瀬戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
栄町駅 | - | - | 32.0万/㎡ (41.5年/100㎡) |
東大手駅 | 75.3万/㎡ (7.0年/80.0㎡) | 54.8万/㎡ (16.5年/95.0㎡) | 45.7万/㎡ (23.0年/77.5㎡) |
清水駅 | 45.9万/㎡ (14.5年/47.5㎡) | 55.0万/㎡ (22.3年/82.1㎡) | 39.7万/㎡ (24.2年/56.1㎡) |
尼ケ坂駅 | 55.0万/㎡ (19.3年/91.7㎡) | 51.8万/㎡ (14.3年/79.3㎡) | 43.8万/㎡ (18.6年/75.3㎡) |
森下駅 | 29.8万/㎡ (29.3年/73.1㎡) | 32.7万/㎡ (27.5年/76.2㎡) | 37.8万/㎡ (22.8年/73.2㎡) |
大曽根駅 | 38.8万/㎡ (27.6年/66.0㎡) | 34.3万/㎡ (28.5年/69.8㎡) | 38.4万/㎡ (23.6年/65.5㎡) |
矢田駅 | 25.0万/㎡ (27.0年/72.5㎡) | 22.0万/㎡ (26.7年/76.4㎡) | 29.4万/㎡ (25.0年/62.5㎡) |
守山自衛隊前駅 | 38.2万/㎡ (10.0年/75.0㎡) | 28.6万/㎡ (23.1年/77.4㎡) | 30.4万/㎡ (18.1年/77.5㎡) |
瓢箪山駅 | 29.2万/㎡ (19.5年/73.8㎡) | 22.9万/㎡ (31.1年/72.7㎡) | 21.6万/㎡ (29.5年/76.0㎡) |
小幡駅 | 27.9万/㎡ (27.8年/72.5㎡) | 24.5万/㎡ (27.6年/77.3㎡) | 27.0万/㎡ (21.8年/80.3㎡) |
喜多山駅 | 24.4万/㎡ (23.0年/81.7㎡) | 24.4万/㎡ (23.2年/76.8㎡) | 26.2万/㎡ (22.4年/76.2㎡) |
大森・金城学院前駅 | 16.3万/㎡ (32.5年/83.3㎡) | 12.9万/㎡ (39.5年/64.6㎡) | 13.6万/㎡ (40.8年/63.3㎡) |
印場駅 | 21.5万/㎡ (27.0年/66.2㎡) | 23.6万/㎡ (23.8年/80.2㎡) | 20.3万/㎡ (25.9年/85.7㎡) |
旭前駅 | 16.9万/㎡ (31.5年/75.0㎡) | 19.0万/㎡ (28.6年/73.9㎡) | 17.8万/㎡ (25.4年/73.3㎡) |
尾張旭駅 | 13.6万/㎡ (35.0年/70.0㎡) | 14.7万/㎡ (31.3年/77.9㎡) | 11.2万/㎡ (38.5年/65.0㎡) |
三郷駅 | 15.6万/㎡ (33.0年/74.4㎡) | 15.3万/㎡ (33.6年/73.7㎡) | 16.5万/㎡ (31.8年/73.5㎡) |
水野駅 | 17.5万/㎡ (26.0年/80.0㎡) | 14.1万/㎡ (35.1年/75.4㎡) | 15.2万/㎡ (29.4年/77.9㎡) |
新瀬戸駅 | 13.8万/㎡ (30.0年/87.5㎡) | 18.7万/㎡ (27.8年/77.6㎡) | 16.9万/㎡ (31.1年/79.5㎡) |
瀬戸市役所前駅 | - | 18.8万/㎡ (28.1年/74.6㎡) | 13.0万/㎡ (30.8年/77.9㎡) |
尾張瀬戸駅 | 23.5万/㎡ (10.0年/85.0㎡) | 19.2万/㎡ (23.4年/82.5㎡) | 13.7万/㎡ (27.1年/87.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東大手駅 75.3 万/㎡(昨年同期比 +37.4 %)
東大手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は75.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +37.4%( +20.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -77.8%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.0年(昨年 16.5年から -57.6 %減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -15.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 16.5 年 → 2024年 7.0 年、-57.6 %と大きく減少)
守山自衛隊前駅 38.2 万/㎡(昨年同期比 +33.7 %)
守山自衛隊前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +33.7%( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -84.2%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 23.1年から -56.7 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から -3.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.1 年 → 2024年 10.0 年、-56.7 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.2 分 → 2024年 6.7 分、-18.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.5 % → 2024年 33.3 %)
新瀬戸駅 13.8 万/㎡(昨年同期比 -26.3 %)
新瀬戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -26.3%( -4.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -76.5%( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 27.8年から +8.1 %増)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 77.6 ㎡から +12.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.6 分 → 2024年 7.0 分、-18.5 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 82.4 % → 2024年 75.0 %)
清水駅 45.9 万/㎡(昨年同期比 -16.7 %)
清水駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -16.7%( -9.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.5年(昨年 22.3年から -35.0 %減)。平均専有面積は 47.5 ㎡ (昨年 82.1 ㎡から -42.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 22.3 年 → 2024年 14.5 年、-35.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.7 分 → 2024年 4.5 分、-32.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.7 % → 2024年 100.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 41.7 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示