【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年7月〜9月期の愛知環状鉄道線 (岡崎駅~高蔵寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +23.9%( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2019年)に比べて +36.8%( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.6年(昨年 27.3年から -28.1 %減)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から +11.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。三河豊田駅、中水野駅、高蔵寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中水野駅で昨年に比べ +71.1 %、単価は 13.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(中水野駅、高蔵寺駅)は +69.0 %(単価 +6.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(瀬戸口駅、新豊田駅)は -38.7 %(単価 -9.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 27.3 年 → 2020年 19.6 年、-28.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.3 % → 2020年 11.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.5 % → 2020年 15.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 42.1 % → 2020年 42.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三河豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +64.0%( +13.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +80.0%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった瀬戸口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -54.9%( -10.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
愛知環状鉄道線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
岡崎駅 | 26.4万/㎡ (17.7年/77.1㎡) | 24.3万/㎡ (21.0年/77.5㎡) | 17.5万/㎡ (19.7年/77.5㎡) |
六名駅 | - | - | - |
中岡崎駅 | - | - | - |
北岡崎駅 | - | - | - |
大門駅 | - | - | 24.0万/㎡ (14.5年/75.0㎡) |
北野桝塚駅 | - | - | - |
永覚駅 | - | - | - |
末野原駅 | - | 40.0万/㎡ (5.5年/70.0㎡) | - |
三河豊田駅 | 33.3万/㎡ (13.5年/75.6㎡) | 20.3万/㎡ (32.3年/68.0㎡) | 24.9万/㎡ (14.5年/68.0㎡) |
新上挙母駅 | - | - | - |
新豊田駅 | 28.7万/㎡ (20.0年/85.0㎡) | 37.1万/㎡ (9.5年/78.3㎡) | 29.7万/㎡ (17.7年/74.0㎡) |
愛環梅坪駅 | - | - | 21.4万/㎡ (22.5年/70.0㎡) |
四郷駅 | - | - | - |
保見駅 | 9.5万/㎡ (45.5年/55.0㎡) | - | - |
山口駅 | - | - | - |
瀬戸口駅 | 8.3万/㎡ (26.5年/60.0㎡) | 18.5万/㎡ (25.5年/65.0㎡) | - |
瀬戸市駅 | - | - | - |
中水野駅 | 13.7万/㎡ (21.5年/95.0㎡) | 8.0万/㎡ (26.5年/70.0㎡) | 6.6万/㎡ (25.5年/65.0㎡) |
高蔵寺駅 | 16.4万/㎡ (26.3年/75.0㎡) | 9.8万/㎡ (38.2年/59.2㎡) | 11.9万/㎡ (32.8年/69.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中水野駅 13.7 万/㎡(昨年同期比 +71.1 %)
中水野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +71.1%( +5.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.5年(昨年 26.5年から -18.9 %減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +35.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 26.5 年 → 2020年 21.5 年、-18.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 18.0 分 → 2020年 13.0 分、-27.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
高蔵寺駅 16.4 万/㎡(昨年同期比 +66.9 %)
高蔵寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +66.9%( +6.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2019年)に比べて -16.7%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 38.2年から -31.1 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 59.2 ㎡から +26.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 38.2 年 → 2020年 26.3 年、-31.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 % → 2020年 20.0 %)
瀬戸口駅 8.3 万/㎡(昨年同期比 -54.9 %)
瀬戸口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -54.9%( -10.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.5年(昨年 25.5年から +3.9 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -7.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 8.0 分 → 2020年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
新豊田駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 -22.5 %)
新豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -22.5%( -8.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 9.5年から +110.5 %増)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 78.3 ㎡から +8.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 9.5 年 → 2020年 20.0 年、+110.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.0 分 → 2020年 17.5 分、+34.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示