【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期のJR山陰本線 (松江駅~出雲市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.7%( -1.0万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 38 件(1年前(2023年)に比べて -29.6%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 17.6年から -5.8 %減)。平均専有面積は 77.4 ㎡ (昨年 77.2 ㎡から +0.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。乃木駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは乃木駅で昨年に比べ +12.7 %、単価は 30.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(乃木駅)は +12.7 %(単価 +3.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(出雲市駅)は -12.2 %(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.1 % → 2024年 42.9 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.7 分 → 2024年 19.9 分、+27.0 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 % → 2024年 2.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった乃木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.7%( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -0.9%( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -13.3%( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松江駅 | 25.5万/㎡ (18.9年/74.6㎡) | 25.7万/㎡ (20.6年/73.7㎡) | 26.4万/㎡ (17.4年/73.9㎡) |
乃木駅 | 30.1万/㎡ (7.4年/77.5㎡) | 26.7万/㎡ (17.8年/82.5㎡) | 29.5万/㎡ (10.2年/76.4㎡) |
玉造温泉駅 | - | - | - |
直江駅 | - | - | - |
出雲市駅 | 26.6万/㎡ (16.5年/86.2㎡) | 30.3万/㎡ (12.2年/81.2㎡) | 23.2万/㎡ (17.0年/79.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
乃木駅 30.1 万/㎡(昨年同期比 +12.7 %)
乃木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.7%( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 7.4年(昨年 17.8年から -58.6 %減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -6.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 17.8 年 → 2024年 7.4 年、-58.6 %と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.6 分 → 2024年 21.0 分、+143.5 %と大きく増加)
出雲市駅 26.6 万/㎡(昨年同期比 -12.2 %)
出雲市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -12.2%( -3.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.5年(昨年 12.2年から +35.1 %増)。平均専有面積は 86.2 ㎡ (昨年 81.2 ㎡から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.2 年 → 2024年 16.5 年、+35.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.4 分 → 2024年 15.7 分、+16.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示