【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の東武野田線 (大宮駅~南桜井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +27.3%( +9.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 107 件(1年前(2022年)に比べて -14.4%( -18件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 29.6年から -7.4 %減)。平均専有面積は 64.8 ㎡ (昨年 66.2 ㎡から -2.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大宮公園駅、七里駅、豊春駅、春日部駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮公園駅で昨年に比べ +71.3 %、単価は 42.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大宮公園駅、豊春駅)は +71.3 %(単価 +12.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東岩槻駅、大和田駅)は -30.7 %(単価 -5.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 32.3 % → 2023年 20.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 13.4 % → 2023年 16.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.9 % → 2023年 48.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +12.5%( +6.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 61 件(1年前(2022年)に比べて +8.9%( +5件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -45.0%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
東武野田線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大宮駅 | 57.5万/㎡ (24.7年/64.3㎡) | 51.1万/㎡ (25.0年/64.9㎡) | 35.7万/㎡ (29.0年/67.6㎡) |
北大宮駅 | 47.1万/㎡ (9.0年/70.0㎡) | 43.8万/㎡ (19.8年/65.6㎡) | 30.7万/㎡ (26.4年/56.7㎡) |
大宮公園駅 | 42.3万/㎡ (20.0年/65.0㎡) | 24.7万/㎡ (32.7年/68.3㎡) | 14.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) |
大和田駅 | 18.0万/㎡ (41.0年/57.5㎡) | 21.5万/㎡ (30.7年/70.0㎡) | 25.2万/㎡ (19.7年/58.3㎡) |
七里駅 | 20.0万/㎡ (40.0年/76.7㎡) | 14.5万/㎡ (44.5年/66.7㎡) | 13.5万/㎡ (40.3年/73.1㎡) |
岩槻駅 | 20.1万/㎡ (30.0年/80.0㎡) | 19.3万/㎡ (30.0年/62.1㎡) | 21.2万/㎡ (25.5年/74.4㎡) |
東岩槻駅 | 8.5万/㎡ (52.0年/55.0㎡) | 15.4万/㎡ (48.8年/57.5㎡) | 17.0万/㎡ (38.7年/56.7㎡) |
豊春駅 | 16.7万/㎡ (35.2年/68.0㎡) | 9.7万/㎡ (39.5年/72.0㎡) | 17.5万/㎡ (25.5年/72.5㎡) |
八木崎駅 | - | 14.6万/㎡ (37.5年/65.0㎡) | 14.2万/㎡ (33.0年/45.0㎡) |
春日部駅 | 29.0万/㎡ (27.9年/63.3㎡) | 21.1万/㎡ (29.9年/66.9㎡) | 23.8万/㎡ (24.7年/64.4㎡) |
藤の牛島駅 | - | - | - |
南桜井駅 | - | 7.6万/㎡ (44.0年/90.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮公園駅 42.3 万/㎡(昨年同期比 +71.3 %)
大宮公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +71.3%( +17.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -66.7%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 32.7年から -38.8 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から -4.9 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 32.7 年 → 2023年 20.0 年、-38.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.5 分 → 2023年 8.0 分、-15.8 %と減少)
豊春駅 16.7 万/㎡(昨年同期比 +71.3 %)
豊春駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +71.3%( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 39.5年から -10.9 %減)。平均専有面積は 68.0 ㎡ (昨年 72.0 ㎡から -5.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 39.5 年 → 2023年 35.2 年、-10.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 70.0 % → 2023年 40.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.3 分 → 2023年 10.2 分、+23.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 % → 2023年 60.0 %)
東岩槻駅 8.5 万/㎡(昨年同期比 -45.0 %)
東岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -45.0%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -25.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 52.0年(昨年 48.8年から +6.7 %増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 57.5 ㎡から -4.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.0 分 → 2023年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
大和田駅 18.0 万/㎡(昨年同期比 -16.4 %)
大和田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -16.4%( -3.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 30.7年から +33.7 %増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -17.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 14.3 分 → 2023年 12.5 分、-12.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 30.7 年 → 2023年 41.0 年、+33.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示