【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の名鉄豊川線 (国府駅～豊川稲荷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +17.0％( +14.9万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2022年)に比べて +4.5％( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 10.1年から +4.3 ％増)。平均土地面積は 77.0 坪 (昨年 52.9 坪から +45.5 ％増)。平均建物面積は 46.8 坪 (昨年 32.5 坪から +44.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。国府駅、八幡駅、諏訪町駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは国府駅で昨年に比べ +18.3 ％、坪単価は 109 万円/坪となった。
上位 1 駅(国府駅)は +18.3 ％(坪単価 +16.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(豊川稲荷駅)は -31.4 ％(坪単価 -11.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.0 分 → 2023年 9.7 分、-30.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 ％ → 2023年 34.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 65.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 19.0 ％ → 2023年 20.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった八幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 127万円/坪(38.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +10.9％( +12.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +166.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊川稲荷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -31.4％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名鉄豊川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府駅 | 109万/坪 (6.5年/52.0坪) | 91.9万/坪 (6.3年/57.5坪) | 78.0万/坪 (19.9年/47.7坪) |
| 八幡駅 | 127万/坪 (0.5年/48.6坪) | 114万/坪 (1.0年/44.9坪) | 82.9万/坪 (2.5年/37.1坪) |
| 諏訪町駅 | 96.9万/坪 (13.9年/147坪) | 87.0万/坪 (10.3年/53.2坪) | 55.7万/坪 (28.0年/43.9坪) |
| 稲荷口駅 | 68.5万/坪 (25.5年/62.0坪) | 72.6万/坪 (11.5年/52.9坪) | 72.7万/坪 (0.5年/37.8坪) |
| 豊川稲荷駅 | 25.2万/坪 (39.5年/36.3坪) | 36.7万/坪 (39.5年/56.0坪) | 78.2万/坪 (10.5年/39.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
国府駅 108.8 万/坪(昨年同期比 +18.3 ％)
国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +18.3％( +16.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2022年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.5年(昨年 6.3年から +4.0 ％増)。平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 57.5 坪から -9.5 ％減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 33.3 坪から -6.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 11.8 分 → 2023年 10.4 分、-11.5 ％と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 ％ → 2023年 33.3 ％)
豊川稲荷駅 25.2 万/坪(昨年同期比 -31.4 ％)
豊川稲荷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.2万円/坪(7.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -31.4％( -11.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.5年(昨年 39.5年から -0.0 ％減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 56.0 坪から -35.1 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 40.8 坪から -22.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.0 分 → 2023年 10.0 分、-60.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示