【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の名鉄津島線 (須ケ口駅～津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.6万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -3.8％( -2.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 47 件(１年前(2023年)に比べて -21.7％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 15.1年から -10.4 ％減)。平均土地面積は 47.5 坪 (昨年 51.9 坪から -8.5 ％減)。平均建物面積は 30.5 坪 (昨年 35.2 坪から -13.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。甚目寺駅、津島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青塚駅で昨年に比べ +113.3 ％、坪単価は 81.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(青塚駅、津島駅)は +84.2 ％(坪単価 +35.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(木田駅、須ケ口駅)は -51.3 ％(坪単価 -49.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 15.1 年 → 2024年 13.5 年、-10.4 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.8 ％ → 2024年 4.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 26.8 ％ → 2024年 19.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった甚目寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.4万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +25.4％( +17.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて +30.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -74.8％( -79.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄津島線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 須ケ口駅 | 51.2万/坪 (12.7年/37.3坪) | 70.9万/坪 (10.3年/47.4坪) | - |
| 甚目寺駅 | 86.4万/坪 (5.2年/45.8坪) | 68.8万/坪 (18.2年/41.9坪) | 70.9万/坪 (15.1年/54.8坪) |
| 七宝駅 | 58.8万/坪 (23.4年/39.0坪) | 80.2万/坪 (6.7年/52.8坪) | 85.1万/坪 (19.4年/44.2坪) |
| 木田駅 | 26.8万/坪 (14.0年/41.8坪) | 106万/坪 (4.6年/48.5坪) | 70.1万/坪 (13.3年/61.1坪) |
| 青塚駅 | 81.3万/坪 (17.3年/49.9坪) | 38.1万/坪 (31.4年/77.7坪) | 77.1万/坪 (0年/52.9坪) |
| 勝幡駅 | 7.6万/坪 (46.0年/21.2坪) | - | 101万/坪 (7.0年/48.4坪) |
| 藤浪駅 | 60.4万/坪 (17.5年/39.7坪) | 63.8万/坪 (21.4年/45.4坪) | 75.9万/坪 (0.5年/60.5坪) |
| 津島駅 | 76.0万/坪 (7.6年/69.7坪) | 49.0万/坪 (23.5年/56.1坪) | 57.2万/坪 (10.5年/42.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
青塚駅 81.3 万/坪(昨年同期比 +113.3 ％)
青塚駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.3万円/坪(24.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +113.3％( +43.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 31.4年から -45.1 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 77.7 坪から -35.8 ％減)。平均建物面積は 25.7 坪 (昨年 38.4 坪から -33.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.4 年 → 2024年 17.3 年、-45.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.2 分 → 2024年 16.2 分、-35.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
津島駅 76.0 万/坪(昨年同期比 +55.1 ％)
津島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.0万円/坪(23.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +55.1％( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 7.6年(昨年 23.5年から -67.8 ％減)。平均土地面積は 69.7 坪 (昨年 56.1 坪から +24.3 ％増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 42.7 坪から -17.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.5 年 → 2024年 7.6 年、-67.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.4 分 → 2024年 14.2 分、-18.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 77.8 ％)
木田駅 26.8 万/坪(昨年同期比 -74.8 ％)
木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.8万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -74.8％( -79.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 4.6年から +204.4 ％増)。平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 48.5 坪から -13.8 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 32.3 坪から -1.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.4 分 → 2024年 10.0 分、-35.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 4.6 年 → 2024年 14.0 年、+204.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 90.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
須ケ口駅 51.2 万/坪(昨年同期比 -27.7 ％)
須ケ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.2万円/坪(15.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -27.7％( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 12.7年(昨年 10.3年から +22.6 ％増)。平均土地面積は 37.3 坪 (昨年 47.4 坪から -21.3 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 39.8 坪から -24.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.3 年 → 2024年 12.7 年、+22.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示