【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の名鉄津島線 (須ケ口駅～津島駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.4万円/坪(23.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +22.7％( +14.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2022年)に比べて -22.8％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.8年(昨年 19.6年から -29.4 ％減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 61.3 坪から +11.0 ％増)。平均建物面積は 39.0 坪 (昨年 40.3 坪から -3.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。七宝駅、木田駅、津島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは津島駅で昨年に比べ +47.6 ％、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(津島駅、木田駅)は +45.3 ％(坪単価 +26.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(須ケ口駅、勝幡駅)は -39.3 ％(坪単価 -27.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 19.6 年 → 2023年 13.8 年、-29.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 43.1 ％ → 2023年 58.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 21.6 ％ → 2023年 12.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +42.9％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった勝幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -26.2％( -10.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄津島線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 須ケ口駅 | 40.7万/坪 (47.3年/34.0坪) | 85.5万/坪 (4.8年/37.3坪) | 58.2万/坪 (26.3年/78.7坪) |
| 甚目寺駅 | 77.8万/坪 (12.2年/71.0坪) | 72.3万/坪 (11.8年/46.3坪) | 67.3万/坪 (15.5年/61.0坪) |
| 七宝駅 | 76.2万/坪 (16.9年/79.6坪) | 61.8万/坪 (23.8年/47.8坪) | 76.0万/坪 (9.5年/44.5坪) |
| 木田駅 | 104万/坪 (1.3年/47.1坪) | 72.6万/坪 (19.7年/78.5坪) | 61.4万/坪 (19.6年/82.1坪) |
| 青塚駅 | 52.9万/坪 (0.8年/34.8坪) | 64.8万/坪 (31.5年/42.4坪) | 40.4万/坪 (27.8年/58.7坪) |
| 勝幡駅 | 30.0万/坪 (44.8年/236坪) | 40.6万/坪 (22.1年/36.8坪) | 69.3万/坪 (-1.25年/39.3坪) |
| 藤浪駅 | - | 31.1万/坪 (26.3年/148坪) | 62.7万/坪 (13.8年/92.3坪) |
| 津島駅 | 66.1万/坪 (14.0年/44.0坪) | 44.8万/坪 (25.5年/78.8坪) | 61.3万/坪 (11.0年/50.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
津島駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +47.6 ％)
津島駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +47.6％( +21.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2022年)に比べて -18.2％( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 25.5年から -45.1 ％減)。平均土地面積は 44.0 坪 (昨年 78.8 坪から -44.1 ％減)。平均建物面積は 31.1 坪 (昨年 45.5 坪から -31.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.5 年 → 2023年 14.0 年、-45.1 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 30.0 ％ → 2023年 55.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 16.4 分 → 2023年 18.9 分、+15.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 22.2 ％)
木田駅 103.7 万/坪(昨年同期比 +42.9 ％)
木田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +42.9％( +31.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて -27.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.3年(昨年 19.7年から -93.6 ％減)。平均土地面積は 47.1 坪 (昨年 78.5 坪から -40.0 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 43.2 坪から -24.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 19.7 年 → 2023年 1.3 年、-93.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.8 分 → 2023年 11.4 分、-23.2 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 44.4 ％ → 2023年 100.0 ％)
須ケ口駅 40.7 万/坪(昨年同期比 -52.4 ％)
須ケ口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -52.4％( -44.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.3年(昨年 4.8年から +894.2 ％増)。平均土地面積は 34.0 坪 (昨年 37.3 坪から -8.8 ％減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 32.3 坪から +10.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.7 分 → 2023年 7.5 分、-48.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 4.8 年 → 2023年 47.3 年、+894.2 ％と大きく増加)
勝幡駅 30.0 万/坪(昨年同期比 -26.2 ％)
勝幡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.0万円/坪(9.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -26.2％( -10.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.8年(昨年 22.1年から +102.6 ％増)。平均土地面積は 236.0 坪 (昨年 36.8 坪から +541.1 ％増)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 30.3 坪から -25.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.1 年 → 2023年 44.8 年、+102.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.7 分 → 2023年 23.0 分、+200.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示