【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR利府線 (岩切駅～利府駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.6万円/坪(25.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -9.2％( -8.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 33 件(１年前(2020年)に比べて +32.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 13.0年(昨年 11.3年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 67.3 坪から +1.9 ％増)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 37.9 坪から +1.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。岩切駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩切駅で昨年に比べ +17.2 ％、坪単価は 92.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(岩切駅)は +17.2 ％(坪単価 +13.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(利府駅)は -23.5 ％(坪単価 -25.5 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 11.3 年 → 2021年 13.0 年、+14.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.0 分 → 2021年 21.5 分、+34.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 30.4 ％ → 2021年 41.9 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.5 ％ → 2021年 35.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +17.2％( +13.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて -8.3％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.1万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -23.5％( -25.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2020年)に比べて +61.5％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR利府線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岩切駅 | 92.2万/坪 (5.9年/66.0坪) | 78.7万/坪 (12.4年/76.6坪) | 105万/坪 (1.5年/54.5坪) |
| 新利府駅 | 69.1万/坪 (20.5年/63.5坪) | - | - |
| 利府駅 | 83.1万/坪 (16.2年/70.2坪) | 109万/坪 (10.1年/58.8坪) | 73.6万/坪 (16.5年/67.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
岩切駅 92.2 万/坪(昨年同期比 +17.2 ％)
岩切駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.2万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +17.2％( +13.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2020年)に比べて -8.3％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 5.9年(昨年 12.4年から -52.5 ％減)。平均土地面積は 66.0 坪 (昨年 76.6 坪から -13.9 ％減)。平均建物面積は 40.7 坪 (昨年 42.0 坪から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 12.4 年 → 2021年 5.9 年、-52.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 10.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 15.9 分 → 2021年 21.2 分、+33.1 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
利府駅 83.1 万/坪(昨年同期比 -23.5 ％)
利府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.1万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -23.5％( -25.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2020年)に比べて +61.5％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.2年(昨年 10.1年から +59.8 ％増)。平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 58.8 坪から +19.5 ％増)。平均建物面積は 37.7 坪 (昨年 34.2 坪から +10.1 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.1 年 → 2021年 16.2 年、+59.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.0 分 → 2021年 21.1 分、+31.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 36.4 ％ → 2021年 55.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示