【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の近鉄田原本線 (大輪田駅~西田原本駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +120.8%( +30.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2020年)に比べて +280.0%( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 28.2年から -5.8 %減)。平均土地面積は 63.8 坪 (昨年 105.3 坪から -39.4 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 69.0 坪から -49.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。佐味田川駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは但馬駅で昨年に比べ +1140.0 %、坪単価は 66.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(但馬駅)は +1140.0 %(坪単価 +60.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(佐味田川駅)は +11.0 %(坪単価 +2.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 % → 2021年 17.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 10.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった箸尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.3万円/坪(28.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +128.7%( +52.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐味田川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.0%( +2.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
近鉄田原本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
大輪田駅 | 55.3万/坪 (29.4年/71.7坪) | - | 86.1万/坪 (11.8年/59.0坪) |
佐味田川駅 | 21.6万/坪 (43.4年/53.9坪) | 19.4万/坪 (21.8年/87.7坪) | 82.2万/坪 (0.08年/58.5坪) |
池部駅 | 37.8万/坪 (23.3年/45.4坪) | - | - |
箸尾駅 | 93.3万/坪 (13.3年/49.3坪) | 40.8万/坪 (24.3年/80.2坪) | 104万/坪 (0.8年/60.5坪) |
但馬駅 | 66.1万/坪 (0.8年/60.5坪) | 5.3万/坪 (48.8年/191坪) | 71.2万/坪 (0.25年/76.4坪) |
黒田駅 | 33.1万/坪 (43.8年/151坪) | - | - |
西田原本駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
但馬駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +1140.0 %)
但馬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +1140.0%( +60.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 48.8年から -98.5 %減)。平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 190.6 坪から -68.3 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 93.8 坪から -67.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 48.8 年 → 2021年 0.8 年、-98.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 3.0 分 → 2021年 13.0 分、+333.3 %と大きく増加)
佐味田川駅 21.6 万/坪(昨年同期比 +11.0 %)
佐味田川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +11.0%( +2.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.4年(昨年 21.8年から +99.6 %増)。平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 87.7 坪から -38.5 %減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 96.0 坪から -68.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.5 分 → 2021年 12.0 分、-17.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.8 年 → 2021年 43.4 年、+99.6 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示