【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR東海道本線 (豊橋駅～木曽川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +8.7％( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 66 件(１年前(2021年)に比べて +6.5％( +4件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 23.3年から -1.7 ％減)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 69.4 ㎡から -7.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。安城駅、東刈谷駅、刈谷駅、大府駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東刈谷駅で昨年に比べ +86.1 ％、単価は 30.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東刈谷駅、刈谷駅)は +83.8 ％(単価 +16.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(熱田駅、豊橋駅)は -31.0 ％(単価 -8.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 53.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.8 ％ → 2022年 6.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 11.0 分 → 2022年 12.9 分、+18.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.6 ％ → 2022年 9.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は68.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -13.8％( -11.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西岡崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -24.4％( -4.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR東海道本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 豊橋駅 | 20.7万/㎡ (25.3年/52.9㎡) | 28.0万/㎡ (18.3年/77.0㎡) | 25.0万/㎡ (18.3年/82.2㎡) |
| 愛知御津駅 | - | - | - |
| 幸田駅 | - | 14.3万/㎡ (29.0年/70.0㎡) | - |
| 相見駅 | - | - | - |
| 岡崎駅 | 25.3万/㎡ (19.5年/55.0㎡) | - | 23.2万/㎡ (20.1年/82.8㎡) |
| 西岡崎駅 | 14.3万/㎡ (29.0年/60.0㎡) | 18.9万/㎡ (18.0年/95.0㎡) | - |
| 安城駅 | 29.7万/㎡ (25.0年/70.7㎡) | 21.8万/㎡ (25.0年/81.0㎡) | 29.3万/㎡ (21.9年/76.2㎡) |
| 三河安城駅 | 30.4万/㎡ (21.0年/80.0㎡) | 26.6万/㎡ (26.0年/75.0㎡) | 23.0万/㎡ (19.7年/80.0㎡) |
| 東刈谷駅 | 30.8万/㎡ (23.7年/76.7㎡) | 16.5万/㎡ (30.4年/71.7㎡) | 20.0万/㎡ (28.0年/72.5㎡) |
| 野田新町駅 | - | 22.9万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | - |
| 刈谷駅 | 42.1万/㎡ (4.0年/95.0㎡) | 23.2万/㎡ (29.0年/68.8㎡) | 30.5万/㎡ (20.8年/73.3㎡) |
| 逢妻駅 | - | 25.9万/㎡ (21.0年/82.5㎡) | 40.0万/㎡ (24.0年/70.0㎡) |
| 大府駅 | 41.1万/㎡ (16.0年/75.0㎡) | 30.9万/㎡ (23.3年/73.3㎡) | 39.2万/㎡ (16.7年/85.0㎡) |
| 共和駅 | 17.8万/㎡ (42.0年/90.0㎡) | 21.4万/㎡ (31.0年/80.0㎡) | 37.3万/㎡ (14.0年/75.0㎡) |
| 南大高駅 | - | 53.8万/㎡ (6.0年/65.0㎡) | 50.4万/㎡ (8.0年/82.5㎡) |
| 大高駅 | 26.4万/㎡ (23.0年/71.7㎡) | - | 21.4万/㎡ (31.0年/70.0㎡) |
| 笠寺駅 | - | 15.8万/㎡ (41.0年/55.0㎡) | - |
| 熱田駅 | 18.3万/㎡ (42.0年/60.0㎡) | 28.6万/㎡ (24.0年/67.5㎡) | - |
| 金山駅 | 51.8万/㎡ (21.0年/70.0㎡) | 53.4万/㎡ (16.0年/72.5㎡) | 28.3万/㎡ (28.7年/73.3㎡) |
| 尾頭橋駅 | 29.4万/㎡ (30.1年/69.4㎡) | 31.6万/㎡ (31.5年/61.2㎡) | 23.3万/㎡ (37.5年/70.0㎡) |
| 名古屋駅 | 68.9万/㎡ (11.6年/30.6㎡) | 79.8万/㎡ (17.5年/30.8㎡) | 63.3万/㎡ (10.5年/35.8㎡) |
| 枇杷島駅 | 52.3万/㎡ (10.0年/65.0㎡) | - | - |
| 清洲駅 | - | - | 17.5万/㎡ (20.0年/80.0㎡) |
| 稲沢駅 | 20.0万/㎡ (35.0年/72.5㎡) | 25.7万/㎡ (21.0年/80.0㎡) | 19.7万/㎡ (25.0年/75.0㎡) |
| 尾張一宮駅 | 27.8万/㎡ (25.1年/68.8㎡) | 26.9万/㎡ (20.8年/73.8㎡) | 24.9万/㎡ (27.1年/71.7㎡) |
| 木曽川駅 | - | 15.3万/㎡ (27.0年/60.0㎡) | 16.2万/㎡ (22.0年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東刈谷駅 30.8 万/㎡(昨年同期比 +86.1 ％)
東刈谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +86.1％( +14.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.7年(昨年 30.4年から -22.0 ％減)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +7.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.4 年 → 2022年 23.7 年、-22.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 8.0 分、-42.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 66.7 ％)
刈谷駅 42.1 万/㎡(昨年同期比 +81.4 ％)
刈谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +81.4％( +18.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.0年(昨年 29.0年から -86.2 ％減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 68.8 ㎡から +38.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.0 年 → 2022年 4.0 年、-86.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.5 分 → 2022年 10.0 分、-31.0 ％と大きく減少)
熱田駅 18.3 万/㎡(昨年同期比 -35.9 ％)
熱田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -35.9％( -10.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 24.0年から +75.0 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -11.1 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.0 年 → 2022年 42.0 年、+75.0 ％と大きく増加)
豊橋駅 20.7 万/㎡(昨年同期比 -26.1 ％)
豊橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -26.1％( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2021年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.3年(昨年 18.3年から +38.5 ％増)。平均専有面積は 52.9 ㎡ (昨年 77.0 ㎡から -31.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 18.3 年 → 2022年 25.3 年、+38.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.2 分 → 2022年 33.6 分、+120.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 85.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示