【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の名鉄瀬戸線 (栄町駅~尾張瀬戸駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.1%( +4.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 83 件(1年前(2023年)に比べて -23.1%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 27.0年から -5.0 %減)。平均専有面積は 73.7 ㎡ (昨年 75.1 ㎡から -1.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東大手駅、守山自衛隊前駅、喜多山駅、大森・金城学院前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大森・金城学院前駅で昨年に比べ +76.1 %、単価は 16.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大森・金城学院前駅、守山自衛隊前駅)は +59.0 %(単価 +9.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(新瀬戸駅、印場駅)は -29.1 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 9.0 分 → 2024年 8.0 分、-11.6 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.3 % → 2024年 15.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 54.8 % → 2024年 53.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 24.1 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.5 % → 2024年 4.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東大手駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は75.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +29.3%( +17.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾張旭駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +12.7%( +1.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名鉄瀬戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
栄町駅 | - | - | - |
東大手駅 | 75.3万/㎡ (7.0年/80.0㎡) | 58.2万/㎡ (14.8年/91.2㎡) | - |
清水駅 | 45.9万/㎡ (14.5年/47.5㎡) | - | 23.5万/㎡ (25.0年/36.7㎡) |
尼ケ坂駅 | 55.0万/㎡ (19.3年/91.7㎡) | 52.5万/㎡ (8.0年/80.0㎡) | 49.9万/㎡ (13.8年/70.0㎡) |
森下駅 | 30.9万/㎡ (28.5年/75.6㎡) | 33.4万/㎡ (26.0年/71.9㎡) | 42.0万/㎡ (19.7年/72.9㎡) |
大曽根駅 | 42.9万/㎡ (24.7年/63.5㎡) | 38.5万/㎡ (25.6年/72.5㎡) | 32.9万/㎡ (25.6年/71.2㎡) |
矢田駅 | 27.2万/㎡ (24.4年/71.7㎡) | - | 29.4万/㎡ (25.0年/62.5㎡) |
守山自衛隊前駅 | 38.2万/㎡ (10.0年/75.0㎡) | 26.9万/㎡ (25.4年/72.5㎡) | - |
瓢箪山駅 | 27.9万/㎡ (22.2年/75.0㎡) | 29.2万/㎡ (21.2年/76.4㎡) | 21.2万/㎡ (29.8年/76.9㎡) |
小幡駅 | 27.9万/㎡ (27.8年/72.5㎡) | 27.2万/㎡ (23.3年/86.7㎡) | 16.1万/㎡ (35.4年/68.3㎡) |
喜多山駅 | 24.4万/㎡ (23.0年/81.7㎡) | 19.7万/㎡ (28.8年/74.0㎡) | 20.6万/㎡ (24.5年/75.0㎡) |
大森・金城学院前駅 | 16.3万/㎡ (32.5年/83.3㎡) | 9.3万/㎡ (37.0年/58.3㎡) | 9.9万/㎡ (40.0年/70.0㎡) |
印場駅 | 21.4万/㎡ (26.2年/72.0㎡) | 25.0万/㎡ (22.3年/82.1㎡) | 21.9万/㎡ (26.5年/82.5㎡) |
旭前駅 | 16.9万/㎡ (31.5年/75.0㎡) | 17.0万/㎡ (34.0年/68.0㎡) | 24.3万/㎡ (15.0年/70.0㎡) |
尾張旭駅 | 13.6万/㎡ (35.0年/70.0㎡) | 12.0万/㎡ (35.8年/73.8㎡) | 11.2万/㎡ (38.5年/65.0㎡) |
三郷駅 | 15.6万/㎡ (33.0年/74.4㎡) | 15.1万/㎡ (33.3年/72.1㎡) | 15.1万/㎡ (32.3年/69.6㎡) |
水野駅 | 17.5万/㎡ (26.0年/80.0㎡) | 15.4万/㎡ (42.0年/70.0㎡) | 17.2万/㎡ (28.5年/72.5㎡) |
新瀬戸駅 | 13.8万/㎡ (30.0年/87.5㎡) | 24.7万/㎡ (26.5年/78.8㎡) | 16.4万/㎡ (31.2年/73.0㎡) |
瀬戸市役所前駅 | - | 17.1万/㎡ (29.4年/73.1㎡) | 22.7万/㎡ (15.0年/75.0㎡) |
尾張瀬戸駅 | 23.5万/㎡ (10.0年/85.0㎡) | 21.2万/㎡ (22.5年/80.0㎡) | 14.2万/㎡ (23.4年/83.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大森・金城学院前駅 16.3 万/㎡(昨年同期比 +76.1 %)
大森・金城学院前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +76.1%( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 37.0年から -12.2 %減)。平均専有面積は 83.3 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から +42.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 37.0 年 → 2024年 32.5 年、-12.2 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.0 分 → 2024年 7.0 分、-58.8 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 33.3 %)
守山自衛隊前駅 38.2 万/㎡(昨年同期比 +41.9 %)
守山自衛隊前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +41.9%( +11.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -62.5%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.0年(昨年 25.4年から -60.6 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +3.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.4 年 → 2024年 10.0 年、-60.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.1 分 → 2024年 6.7 分、-26.9 %と大きく減少)
新瀬戸駅 13.8 万/㎡(昨年同期比 -44.1 %)
新瀬戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -44.1%( -10.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.0年(昨年 26.5年から +13.2 %増)。平均専有面積は 87.5 ㎡ (昨年 78.8 ㎡から +11.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 75.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 26.5 年 → 2024年 30.0 年、+13.2 %と増加)
印場駅 21.4 万/㎡(昨年同期比 -14.1 %)
印場駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -14.1%( -3.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -28.6%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.2年(昨年 22.3年から +17.6 %増)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 82.1 ㎡から -12.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.6 分 → 2024年 7.2 分、-61.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 85.7 % → 2024年 60.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.3 年 → 2024年 26.2 年、+17.6 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示