【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の名鉄瀬戸線 (栄町駅～尾張瀬戸駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.4％( -1.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 83 件(１年前(2020年)に比べて +232.0％( +58件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 25.6年から +2.7 ％増)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +2.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。森下駅、矢田駅、守山自衛隊前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは森下駅で昨年に比べ +58.3 ％、単価は 40.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(森下駅、守山自衛隊前駅)は +47.6 ％(単価 +12.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(三郷駅、清水駅)は -35.7 ％(単価 -11.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.3 分 → 2021年 7.4 分、-10.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.0 ％ → 2021年 26.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 57.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.0 ％ → 2021年 12.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった森下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +58.3％( +15.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -43.1％( -10.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +1100.0％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 栄町駅 | - | - | - |
| 東大手駅 | - | - | - |
| 清水駅 | 31.2万/㎡ (25.5年/55.0㎡) | 43.5万/㎡ (20.5年/46.7㎡) | 50.9万/㎡ (12.3年/76.2㎡) |
| 尼ケ坂駅 | 38.7万/㎡ (9.5年/75.0㎡) | - | 25.7万/㎡ (27.5年/70.0㎡) |
| 森下駅 | 40.8万/㎡ (17.1年/73.0㎡) | 25.8万/㎡ (24.9年/70.0㎡) | - |
| 大曽根駅 | 31.3万/㎡ (26.0年/68.2㎡) | 27.2万/㎡ (31.2年/65.8㎡) | 23.5万/㎡ (39.7年/54.4㎡) |
| 矢田駅 | 37.2万/㎡ (22.5年/52.5㎡) | 27.3万/㎡ (35.5年/55.0㎡) | 17.3万/㎡ (30.5年/55.0㎡) |
| 守山自衛隊前駅 | 35.1万/㎡ (15.8年/71.7㎡) | 25.6万/㎡ (26.0年/67.5㎡) | 21.5万/㎡ (33.5年/65.0㎡) |
| 瓢箪山駅 | 26.2万/㎡ (25.5年/70.0㎡) | - | 26.5万/㎡ (22.5年/72.5㎡) |
| 小幡駅 | 19.7万/㎡ (29.6年/75.4㎡) | 21.9万/㎡ (25.5年/71.7㎡) | 23.3万/㎡ (34.5年/60.0㎡) |
| 喜多山駅 | 18.6万/㎡ (22.5年/72.5㎡) | - | - |
| 大森・金城学院前駅 | 19.3万/㎡ (38.3年/65.0㎡) | - | 16.3万/㎡ (28.5年/65.0㎡) |
| 印場駅 | 22.1万/㎡ (19.5年/85.0㎡) | 23.8万/㎡ (18.5年/80.0㎡) | 25.9万/㎡ (22.0年/77.5㎡) |
| 旭前駅 | 16.4万/㎡ (26.5年/73.0㎡) | - | 12.8万/㎡ (26.9年/63.3㎡) |
| 尾張旭駅 | - | 21.7万/㎡ (26.2年/78.3㎡) | - |
| 三郷駅 | 14.4万/㎡ (32.4年/72.9㎡) | 25.3万/㎡ (14.5年/75.0㎡) | 17.3万/㎡ (23.4年/70.8㎡) |
| 水野駅 | 14.4万/㎡ (31.5年/72.5㎡) | - | 20.0万/㎡ (25.5年/70.0㎡) |
| 新瀬戸駅 | 23.0万/㎡ (23.1年/81.9㎡) | - | 3.3万/㎡ (39.5年/75.0㎡) |
| 瀬戸市役所前駅 | 17.3万/㎡ (26.5年/75.0㎡) | - | 17.0万/㎡ (17.2年/81.7㎡) |
| 尾張瀬戸駅 | - | 12.4万/㎡ (20.5年/105㎡) | 22.4万/㎡ (11.5年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
森下駅 40.8 万/㎡(昨年同期比 +58.3 ％)
森下駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +58.3％( +15.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.1年(昨年 24.9年から -31.1 ％減)。平均専有面積は 73.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +4.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.9 年 → 2021年 17.1 年、-31.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 40.0 ％)
守山自衛隊前駅 35.1 万/㎡(昨年同期比 +37.0 ％)
守山自衛隊前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +37.0％( +9.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 26.0年から -39.1 ％減)。平均専有面積は 71.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +6.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.0 年 → 2021年 15.8 年、-39.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.5 分 → 2021年 6.3 分、-15.6 ％と減少)
三郷駅 14.4 万/㎡(昨年同期比 -43.1 ％)
三郷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -43.1％( -10.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(１年前(2020年)に比べて +1100.0％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.4年(昨年 14.5年から +123.5 ％増)。平均専有面積は 72.9 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -2.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.5 年 → 2021年 32.4 年、+123.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 6.0 分 → 2021年 9.4 分、+56.9 ％と大きく増加)
清水駅 31.2 万/㎡(昨年同期比 -28.4 ％)
清水駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -28.4％( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 20.5年から +24.4 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 46.7 ㎡から +17.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.5 年 → 2021年 25.5 年、+24.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示