【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年4月〜6月期のJR和歌山線 (王寺駅~五条駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +51.6%( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2022年)に比べて +61.5%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.5年(昨年 27.3年から -17.7 %減)。平均専有面積は 74.5 ㎡ (昨年 66.5 ㎡から +12.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。王寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは王寺駅で昨年に比べ +84.5 %、単価は 33.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(王寺駅)は +84.5 %(単価 +15.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(高田駅)は +17.3 %(単価 +2.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 27.3 年 → 2023年 22.5 年、-17.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 31.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.9 分 → 2023年 7.0 分、+42.9 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 % → 2023年 15.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +84.5%( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +57.1%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +17.3%( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +60.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR和歌山線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
王寺駅 | 33.4万/㎡ (17.8年/80.9㎡) | 18.1万/㎡ (25.6年/65.7㎡) | 27.0万/㎡ (18.5年/73.3㎡) |
志都美駅 | 6.8万/㎡ (32.3年/67.5㎡) | - | 11.1万/㎡ (28.6年/68.3㎡) |
香芝駅 | - | - | - |
高田駅 | 19.8万/㎡ (26.4年/67.5㎡) | 16.9万/㎡ (26.9年/70.0㎡) | 28.4万/㎡ (20.0年/65.6㎡) |
大和新庄駅 | - | - | - |
五条駅 | - | 9.1万/㎡ (41.3年/55.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
王寺駅 33.4 万/㎡(昨年同期比 +84.5 %)
王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +84.5%( +15.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 11 件(1年前(2022年)に比べて +57.1%( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.8年(昨年 25.6年から -30.3 %減)。平均専有面積は 80.9 ㎡ (昨年 65.7 ㎡から +23.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 25.6 年 → 2023年 17.8 年、-30.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.0 分 → 2023年 5.1 分、-36.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 85.7 % → 2023年 36.4 %)
高田駅 19.8 万/㎡(昨年同期比 +17.3 %)
高田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +17.3%( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2022年)に比べて +60.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 26.9年から -1.8 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -3.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 62.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 2.8 分 → 2023年 5.9 分、+109.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 80.0 % → 2023年 12.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示