【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR八戸線 (八戸駅～階上駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.7万円/坪(15.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +31.7％( +12.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2019年)に比べて +41.9％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.4年(昨年 24.8年から -30.0 ％減)。平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 105.8 坪から -10.8 ％減)。平均建物面積は 48.3 坪 (昨年 51.5 坪から -6.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。長苗代駅、本八戸駅、陸奥湊駅、白銀駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは長苗代駅で昨年に比べ +91.5 ％、坪単価は 65.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(長苗代駅、白銀駅)は +73.5 ％(坪単価 +24.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鮫駅、小中野駅)は -44.3 ％(坪単価 -14.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 24.8 年 → 2020年 17.4 年、-30.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 26.3 ％ → 2020年 45.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 31.6 ％ → 2020年 13.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.8 ％ → 2020年 39.6 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 2.6 ％ → 2020年 1.9 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった長苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +91.5％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鮫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -53.0％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八戸線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八戸駅 | 49.8万/坪 (17.5年/82.9坪) | 52.4万/坪 (14.0年/139坪) | 45.6万/坪 (20.2年/73.1坪) |
| 長苗代駅 | 65.9万/坪 (11.8年/63.5坪) | 34.4万/坪 (19.5年/202坪) | 31.0万/坪 (24.7年/83.2坪) |
| 本八戸駅 | 64.2万/坪 (17.8年/85.4坪) | 42.9万/坪 (25.7年/87.0坪) | 49.4万/坪 (22.8年/97.2坪) |
| 小中野駅 | 42.1万/坪 (20.8年/89.2坪) | 65.5万/坪 (11.7年/116坪) | 56.6万/坪 (22.0年/141坪) |
| 陸奥湊駅 | 35.7万/坪 (21.5年/116坪) | 26.2万/坪 (40.7年/54.5坪) | 36.1万/坪 (9.0年/57.5坪) |
| 白銀駅 | 47.3万/坪 (14.9年/109坪) | 30.4万/坪 (26.5年/85.1坪) | 40.9万/坪 (18.4年/98.8坪) |
| 鮫駅 | 5.8万/坪 (28.0年/96.8坪) | 12.4万/坪 (36.8年/92.9坪) | 66.1万/坪 (39.0年/84.7坪) |
| 陸奥白浜駅 | - | - | - |
| 種差海岸駅 | 12.2万/坪 (27.0年/424坪) | - | |
| 大久喜駅 | - | - | - |
| 金浜駅 | 39.7万/坪 (25.0年/60.5坪) | - | 8.2万/坪 (31.0年/83.2坪) |
| 大蛇駅 | - | - | - |
| 階上駅 | - | - | 19.6万/坪 (21.5年/124坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
長苗代駅 65.9 万/坪(昨年同期比 +91.5 ％)
長苗代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.9万円/坪(19.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +91.5％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.8年(昨年 19.5年から -39.3 ％減)。平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 202.2 坪から -68.6 ％減)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 76.1 坪から -57.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 19.5 年 → 2020年 11.8 年、-39.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 25.0 分 → 2020年 20.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
白銀駅 47.3 万/坪(昨年同期比 +55.6 ％)
白銀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.3万円/坪(14.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +55.6％( +16.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.9年(昨年 26.5年から -43.7 ％減)。平均土地面積は 109.3 坪 (昨年 85.1 坪から +28.4 ％増)。平均建物面積は 55.7 坪 (昨年 41.2 坪から +35.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 26.5 年 → 2020年 14.9 年、-43.7 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 24.2 分 → 2020年 21.2 分、-12.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 8.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 25.0 ％ → 2020年 41.7 ％)
鮫駅 5.8 万/坪(昨年同期比 -53.0 ％)
鮫駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.8万円/坪(1.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -53.0％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 36.8年から -23.9 ％減)。平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 92.9 坪から +4.2 ％増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 38.2 坪から +34.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 36.8 年 → 2020年 28.0 年、-23.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.2 分 → 2020年 9.0 分、-47.6 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
小中野駅 42.1 万/坪(昨年同期比 -35.6 ％)
小中野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -35.6％( -23.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 11.7年から +78.3 ％増)。平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 116.0 坪から -23.0 ％減)。平均建物面積は 61.4 坪 (昨年 52.9 坪から +16.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 13.8 分、-53.9 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.7 年 → 2020年 20.8 年、+78.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示