【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期のJR北陸本線 (牛ノ谷駅～新疋田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.2万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -3.7％( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 97 件(１年前(2020年)に比べて -3.0％( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 24.5年から -2.9 ％減)。平均土地面積は 89.5 坪 (昨年 104.9 坪から -14.7 ％減)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 66.4 坪から -4.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。丸岡駅、春江駅、森田駅、鯖江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは細呂木駅で昨年に比べ +714.2 ％、坪単価は 18.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(細呂木駅、鯖江駅)は +401.3 ％(坪単価 +27.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(王子保駅、福井駅)は -42.2 ％(坪単価 -19.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 13.8 ％ → 2021年 24.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.8 ％ → 2021年 32.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 23.0 ％ → 2021年 24.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.6 ％ → 2021年 1.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鯖江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +88.4％( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった王子保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -59.7％( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR北陸本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 牛ノ谷駅 | - | - | - |
| 細呂木駅 | 2.3万/坪 (0年/154坪) | - | |
| 芦原温泉駅 | 29.4万/坪 (21.8年/81.7坪) | - | 46.7万/坪 (8.8年/70.3坪) |
| 丸岡駅 | 40.3万/坪 (20.2年/62.9坪) | 29.4万/坪 (23.8年/57.5坪) | 21.4万/坪 (20.8年/49.9坪) |
| 春江駅 | 45.1万/坪 (22.0年/70.3坪) | 29.7万/坪 (31.6年/91.2坪) | 47.5万/坪 (20.3年/53.2坪) |
| 森田駅 | 59.3万/坪 (9.8年/129坪) | 31.5万/坪 (25.8年/52.9坪) | 53.5万/坪 (18.4年/46.6坪) |
| 福井駅 | 41.6万/坪 (25.5年/62.0坪) | 55.2万/坪 (23.1年/112坪) | 38.4万/坪 (28.4年/87.8坪) |
| 越前花堂駅 | - | - | - |
| 大土呂駅 | - | - | - |
| 北鯖江駅 | - | - | 6.9万/坪 (29.8年/333坪) |
| 鯖江駅 | 82.6万/坪 (1.8年/78.7坪) | 43.9万/坪 (23.8年/123坪) | 34.2万/坪 (13.8年/127坪) |
| 武生駅 | 44.8万/坪 (31.3年/105坪) | 37.6万/坪 (22.9年/80.9坪) | 36.6万/坪 (18.4年/68.5坪) |
| 王子保駅 | 17.4万/坪 (33.8年/209坪) | 43.1万/坪 (29.8年/59.0坪) | 3.8万/坪 (50.8年/206坪) |
| 南条駅 | - | - | 6.2万/坪 (41.8年/118坪) |
| 湯尾駅 | - | - | - |
| 今庄駅 | - | - | - |
| 敦賀駅 | 46.9万/坪 (27.8年/119坪) | 41.7万/坪 (27.4年/110坪) | 41.9万/坪 (25.3年/150坪) |
| 新疋田駅 | - | 13.9万/坪 (29.8年/257坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
細呂木駅 18.6 万/坪(昨年同期比 +714.2 ％)
細呂木駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.6万円/坪(5.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +714.2％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均建物面積は 393.3 坪 (昨年 43.9 坪から +796.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 30.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
鯖江駅 82.6 万/坪(昨年同期比 +88.4 ％)
鯖江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.6万円/坪(25.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +88.4％( +38.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.8年(昨年 23.8年から -92.6 ％減)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 123.4 坪から -36.3 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 42.4 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.8 年 → 2021年 1.8 年、-92.6 ％と大きく減少)
王子保駅 17.4 万/坪(昨年同期比 -59.7 ％)
王子保駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.4万円/坪(5.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -59.7％( -25.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.8年(昨年 29.8年から +13.4 ％増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 59.0 坪から +253.8 ％増)。平均建物面積は 236.0 坪 (昨年 34.8 坪から +578.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.0 分 → 2021年 7.5 分、-58.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 29.8 年 → 2021年 33.8 年、+13.4 ％と増加)
福井駅 41.6 万/坪(昨年同期比 -24.7 ％)
福井駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.6万円/坪(12.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -24.7％( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2020年)に比べて -30.8％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 23.1年から +10.1 ％増)。平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 112.3 坪から -44.8 ％減)。平均建物面積は 47.3 坪 (昨年 67.7 坪から -30.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 37.5 ％ → 2021年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.1 年 → 2021年 25.5 年、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.8 ％ → 2021年 31.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.8 ％ → 2021年 18.8 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示