【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜3月期の東海道新幹線 (豊橋駅~名古屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +3.6%( +3.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2023年)に比べて -81.3%( -178件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 18.7年から +34.0 %増)。平均土地面積は 86.0 坪 (昨年 85.1 坪から +1.0 %増)。平均建物面積は 54.9 坪 (昨年 55.2 坪から -0.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。豊橋駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊橋駅で昨年に比べ +13.5 %、坪単価は 92.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(豊橋駅)は +13.5 %(坪単価 +11.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三河安城駅)は -30.0 %(坪単価 -35.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 32.6 分 → 2024年 26.9 分、-17.4 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 % → 2024年 5.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.7 年 → 2024年 25.0 年、+34.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.2 % → 2024年 27.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.3 % → 2024年 25.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった豊橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.5%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -82.0%( -159件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった三河安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.8万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -30.0%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
東海道新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
豊橋駅 | 92.6万/坪 (26.8年/88.5坪) | 81.6万/坪 (19.1年/85.9坪) | 76.0万/坪 (16.0年/66.0坪) |
三河安城駅 | 82.8万/坪 (16.2年/71.6坪) | 118万/坪 (8.1年/88.1坪) | 111万/坪 (12.8年/63.1坪) |
名古屋駅 | - | 195万/坪 (32.6年/55.1坪) | 276万/坪 (38.4年/44.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊橋駅 92.6 万/坪(昨年同期比 +13.5 %)
豊橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.6万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +13.5%( +11.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2023年)に比べて -82.0%( -159件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 19.1年から +40.5 %増)。平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 85.9 坪から +2.9 %増)。平均建物面積は 53.9 坪 (昨年 52.3 坪から +3.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 35.1 分 → 2024年 28.7 分、-18.1 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 % → 2024年 6.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.7 % → 2024年 26.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 19.1 年 → 2024年 26.8 年、+40.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.6 % → 2024年 33.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.9 % → 2024年 26.7 %)
三河安城駅 82.8 万/坪(昨年同期比 -30.0 %)
三河安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 82.8万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -30.0%( -35.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -66.7%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.2年(昨年 8.1年から +100.1 %増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 88.1 坪から -18.8 %減)。平均建物面積は 61.1 坪 (昨年 47.3 坪から +29.1 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 8.1 年 → 2024年 16.2 年、+100.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.8 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示