【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年7月〜9月期の東海道新幹線 (豊橋駅~名古屋駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.4万円/坪(28.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +15.8%( +12.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2022年)に比べて -57.8%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 15.6年から +1.6 %増)。平均土地面積は 98.1 坪 (昨年 79.7 坪から +23.0 %増)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 70.7 坪から -30.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。豊橋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊橋駅で昨年に比べ +27.9 %、坪単価は 91.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(豊橋駅)は +27.9 %(坪単価 +20.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(三河安城駅)は -15.8 %(坪単価 -19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 44.8 % → 2023年 48.0 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2022年 8.6 % → 2023年 8.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 27.6 % → 2023年 36.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 6.9 % → 2023年 4.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三河安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.8%( -19.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +27.9%( +20.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2022年)に比べて -56.9%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
東海道新幹線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
豊橋駅 | 91.8万/坪 (16.0年/89.0坪) | 71.7万/坪 (15.2年/81.8坪) | 81.1万/坪 (13.5年/73.5坪) |
三河安城駅 | 106万/坪 (14.0年/207坪) | 126万/坪 (11.8年/63.5坪) | 60.8万/坪 (37.5年/163坪) |
名古屋駅 | - | 202万/坪 (32.5年/54.5坪) | 118万/坪 (40.5年/87.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
豊橋駅 91.8 万/坪(昨年同期比 +27.9 %)
豊橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.8万円/坪(27.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +27.9%( +20.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(1年前(2022年)に比べて -56.9%( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 15.2年から +5.5 %増)。平均土地面積は 89.0 坪 (昨年 81.8 坪から +8.7 %増)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 70.3 坪から -29.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.3 % → 2023年 47.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.3 % → 2023年 34.8 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.5 % → 2023年 4.3 %)
三河安城駅 105.8 万/坪(昨年同期比 -15.8 %)
三河安城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.8%( -19.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 14.0年(昨年 11.8年から +18.3 %増)。平均土地面積は 207.2 坪 (昨年 63.5 坪から +226.2 %増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 34.0 坪から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.8 分 → 2023年 14.0 分、-35.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 11.8 年 → 2023年 14.0 年、+18.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示