【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の山陽新幹線 (岡山駅～新倉敷駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.9万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +11.2％( +7.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 364 件(１年前(2020年)に比べて +32.4％( +89件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.7年(昨年 28.1年から -12.1 ％減)。平均土地面積は 61.8 坪 (昨年 72.5 坪から -14.8 ％減)。平均建物面積は 42.6 坪 (昨年 53.1 坪から -19.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。岡山駅、新倉敷駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新倉敷駅で昨年に比べ +16.1 ％、坪単価は 62.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(新倉敷駅)は +16.1 ％(坪単価 +8.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(岡山駅)は +10.6 ％(坪単価 +6.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.1 年 → 2021年 24.7 年、-12.1 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.4 ％ → 2021年 2.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 18.3 ％ → 2021年 24.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 1.1 ％ → 2021年 0.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +10.6％( +6.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 301 件(１年前(2020年)に比べて +30.9％( +71件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +16.1％( +8.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 山陽新幹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 岡山駅 | 71.4万/坪 (26.1年/61.9坪) | 64.6万/坪 (28.7年/68.2坪) | 67.7万/坪 (27.1年/83.1坪) |
| 新倉敷駅 | 62.0万/坪 (16.6年/61.1坪) | 53.3万/坪 (23.2年/94.3坪) | 62.4万/坪 (14.0年/82.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新倉敷駅 62.0 万/坪(昨年同期比 +16.1 ％)
新倉敷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.0万円/坪(18.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +16.1％( +8.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 63 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +18件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.6年(昨年 23.2年から -28.4 ％減)。平均土地面積は 61.1 坪 (昨年 94.3 坪から -35.2 ％減)。平均建物面積は 30.9 坪 (昨年 43.8 坪から -29.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.2 年 → 2021年 16.6 年、-28.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.0 ％ → 2021年 42.9 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.7 ％ → 2021年 20.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 18.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.4 ％ → 2021年 1.6 ％)
岡山駅 71.4 万/坪(昨年同期比 +10.6 ％)
岡山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.4万円/坪(21.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +10.6％( +6.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 301 件(１年前(2020年)に比べて +30.9％( +71件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.1年(昨年 28.7年から -9.2 ％減)。平均土地面積は 61.9 坪 (昨年 68.2 坪から -9.1 ％減)。平均建物面積は 44.9 坪 (昨年 54.8 坪から -18.0 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.5 ％ → 2021年 2.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 17.3 ％ → 2021年 21.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 0.4 ％ → 2021年 0.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示