【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR和歌山線 (王寺駅~大和二見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +15.6%( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて -18.2%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 32.5年から -12.7 %減)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 80.4 坪から -34.2 %減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 46.7 坪から -30.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。御所駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田駅で昨年に比べ +533.0 %、坪単価は 94.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(高田駅、大和新庄駅)は +473.6 %(坪単価 +66.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香芝駅、JR五位堂駅)は -55.6 %(坪単価 -47.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 32.5 年 → 2022年 28.3 年、-12.7 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 % → 2022年 9.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 54.5 % → 2022年 35.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.7 % → 2022年 35.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +533.0%( +79.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北宇智駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +6.6%( +0.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR和歌山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
王寺駅 | 35.4万/坪 (32.0年/51.1坪) | 41.2万/坪 (34.2年/64.8坪) | 75.3万/坪 (16.5年/51.1坪) |
畠田駅 | 41.5万/坪 (49.8年/51.1坪) | 38.7万/坪 (33.6年/69.6坪) | 116万/坪 (0.25年/39.3坪) |
志都美駅 | 63.3万/坪 (17.9年/46.6坪) | 29.5万/坪 (32.6年/49.9坪) | 66.8万/坪 (0.25年/46.5坪) |
香芝駅 | 17.7万/坪 (34.3年/40.8坪) | 96.9万/坪 (30.3年/56.7坪) | 108万/坪 (0.25年/54.5坪) |
JR五位堂駅 | 35.9万/坪 (40.3年/68.8坪) | 51.0万/坪 (17.0年/44.6坪) | 102万/坪 (0.25年/41.6坪) |
高田駅 | 94.5万/坪 (0.25年/40.8坪) | 14.9万/坪 (35.8年/25.0坪) | 31.5万/坪 (0.25年/28.0坪) |
大和新庄駅 | 66.1万/坪 (6.3年/45.4坪) | 12.9万/坪 (29.3年/19.7坪) | 15.6万/坪 (28.3年/16.6坪) |
御所駅 | 30.8万/坪 (13.9年/36.3坪) | 21.6万/坪 (32.7年/164坪) | 8.9万/坪 (38.3年/31.8坪) |
玉手駅 | 31.1万/坪 (24.3年/90.8坪) | - | - |
掖上駅 | - | 16.5万/坪 (21.3年/269坪) | 23.5万/坪 (28.3年/148坪) |
吉野口駅 | - | - | - |
北宇智駅 | 14.4万/坪 (26.3年/63.5坪) | 13.5万/坪 (35.3年/146坪) | - |
五条駅 | 23.2万/坪 (25.3年/94.3坪) | 27.2万/坪 (35.2年/79.5坪) | 18.9万/坪 (43.3年/66.6坪) |
大和二見駅 | 26.4万/坪 (23.9年/45.4坪) | - | 88.2万/坪 (0.25年/103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高田駅 94.5 万/坪(昨年同期比 +533.0 %)
高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.5万円/坪(28.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +533.0%( +79.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 35.8年から -99.3 %減)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 25.0 坪から +63.6 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 26.5 坪から +20.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 35.8 年 → 2022年 0.3 年、-99.3 %と大きく減少)
大和新庄駅 66.1 万/坪(昨年同期比 +414.3 %)
大和新庄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.1万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +414.3%( +53.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.3年(昨年 29.3年から -78.6 %減)。平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 19.7 坪から +130.8 %増)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 27.2 坪から +22.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.3 年 → 2022年 6.3 年、-78.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 20.0 分、+233.3 %と大きく増加)
香芝駅 17.7 万/坪(昨年同期比 -81.7 %)
香芝駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.7万円/坪(5.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -81.7%( -79.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.3年(昨年 30.3年から +13.2 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 56.7 坪から -28.0 %減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 29.5 坪から -2.6 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 30.3 年 → 2022年 34.3 年、+13.2 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 15.0 分、+42.9 %と大きく増加)
JR五位堂駅 35.9 万/坪(昨年同期比 -29.5 %)
JR五位堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -29.5%( -15.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 17.0年から +136.7 %増)。平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 44.6 坪から +54.2 %増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 30.3 坪から +15.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 17.0 年 → 2022年 40.3 年、+136.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 10.8 分 → 2022年 12.5 分、+16.3 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示