【監修者】
不動産鑑定士
不動産鑑定事務所かつ宅地建物取引業者である(株)グロープロフィットの代表取締役を務める。 不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士 、公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)、住宅ローンアドバイザー、中小企業診断士の資格を有する。 不動産に関する相談を多数受けている。 続きを読む...
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜3月期のJR和歌山線 (王寺駅~大和二見駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.2万円/坪(15.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +67.4%( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.1年(昨年 30.3年から +6.0 %増)。平均土地面積は 104.5 坪 (昨年 71.2 坪から +46.7 %増)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 46.8 坪から +12.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。志都美駅、五条駅、大和二見駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは畠田駅で昨年に比べ +526.4 %、坪単価は 112 万円/坪となった。
上位 2 駅(畠田駅、高田駅)は +446.6 %(坪単価 +60.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(王寺駅、五条駅)は +15.2 %(坪単価 +4.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 36.0 % → 2022年 35.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 % → 2022年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 % → 2022年 10.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった畠田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +526.4%( +94.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大和二見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.0万円/坪(4.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +67.4%( +6.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR和歌山線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
王寺駅 | 54.8万/坪 (29.9年/89.0坪) | 50.2万/坪 (25.7年/64.5坪) | 73.0万/坪 (15.7年/72.4坪) |
畠田駅 | 112万/坪 (45.0年/36.3坪) | 17.9万/坪 (40.7年/45.4坪) | 16.5万/坪 (38.0年/57.5坪) |
志都美駅 | 51.9万/坪 (26.4年/78.0坪) | 36.6万/坪 (16.3年/54.8坪) | 38.0万/坪 (24.6年/91.8坪) |
香芝駅 | - | 25.8万/坪 (37.0年/139坪) | - |
JR五位堂駅 | - | 25.6万/坪 (41.0年/36.3坪) | 122万/坪 (0年/42.4坪) |
高田駅 | 34.9万/坪 (35.0年/46.9坪) | 7.5万/坪 (45.0年/33.3坪) | - |
大和新庄駅 | 37.1万/坪 (44.0年/575坪) | - | - |
御所駅 | - | 36.1万/坪 (18.0年/89.2坪) | - |
玉手駅 | - | - | - |
掖上駅 | - | 1.5万/坪 (51.0年/84.7坪) | - |
吉野口駅 | - | - | - |
北宇智駅 | - | - | - |
五条駅 | 27.6万/坪 (38.0年/62.8坪) | 22.8万/坪 (23.5年/113坪) | 10.7万/坪 (40.0年/219坪) |
大和二見駅 | 16.0万/坪 (45.0年/99.8坪) | 9.5万/坪 (40.5年/49.9坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
畠田駅 111.9 万/坪(昨年同期比 +526.4 %)
畠田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +526.4%( +94.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 45.0年(昨年 40.7年から +10.7 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 45.4 坪から -20.0 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 28.2 坪から -30.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.0 分 → 2022年 1.0 分、-90.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 40.7 年 → 2022年 45.0 年、+10.7 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 100.0 %)
高田駅 34.9 万/坪(昨年同期比 +366.9 %)
高田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.9万円/坪(10.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +366.9%( +27.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 35.0年(昨年 45.0年から -22.2 %減)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 33.3 坪から +40.9 %増)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 34.8 坪から +56.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 45.0 年 → 2022年 35.0 年、-22.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 13.0 分 → 2022年 8.0 分、-38.5 %と大きく減少)
王寺駅 54.8 万/坪(昨年同期比 +9.2 %)
王寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +9.2%( +4.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2021年)に比べて +33.3%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.9年(昨年 25.7年から +16.3 %増)。平均土地面積は 89.0 坪 (昨年 64.5 坪から +38.0 %増)。平均建物面積は 36.9 坪 (昨年 39.6 坪から -6.8 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 28.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 25.7 年 → 2022年 29.9 年、+16.3 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 42.9 %)
五条駅 27.6 万/坪(昨年同期比 +21.3 %)
五条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.6万円/坪(8.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +21.3%( +4.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.0年(昨年 23.5年から +61.7 %増)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 112.7 坪から -44.3 %減)。平均建物面積は 35.5 坪 (昨年 38.3 坪から -7.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 40.0 分 → 2022年 21.0 分、-47.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 23.5 年 → 2022年 38.0 年、+61.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示