【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の東武大師線 (西新井駅～大師前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.1％( -3.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 23 件(１年前(2020年)に比べて +130.0％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.6年(昨年 24.3年から -27.6 ％減)。平均専有面積は 63.7 ㎡ (昨年 47.0 ㎡から +35.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西新井駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西新井駅で昨年に比べ +15.1 ％、単価は 45.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(西新井駅)は +15.1 ％(単価 +6.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大師前駅)は -17.2 ％(単価 -11.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.3 年 → 2021年 17.6 年、-27.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 31.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 26.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 7.3 分 → 2021年 8.5 分、+15.8 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 8.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 10.0 ％ → 2021年 9.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -17.2％( -11.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +15.1％( +6.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +160.0％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東武大師線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西新井駅 | 45.7万/㎡ (20.3年/70.0㎡) | 39.7万/㎡ (31.7年/53.0㎡) | 45.5万/㎡ (24.9年/49.2㎡) |
| 大師前駅 | 54.5万/㎡ (14.1年/55.5㎡) | 65.8万/㎡ (16.9年/41.0㎡) | 41.5万/㎡ (21.8年/67.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西新井駅 45.7 万/㎡(昨年同期比 +15.1 ％)
西新井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +15.1％( +6.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2020年)に比べて +160.0％( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 31.7年から -36.1 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 53.0 ㎡から +32.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 31.7 年 → 2021年 20.3 年、-36.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.0 ％ → 2021年 46.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.2 分 → 2021年 9.9 分、+37.7 ％と大きく増加)
大師前駅 54.5 万/㎡(昨年同期比 -17.2 ％)
大師前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -17.2％( -11.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 16.9年から -16.6 ％減)。平均専有面積は 55.5 ㎡ (昨年 41.0 ㎡から +35.4 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 16.9 年 → 2021年 14.1 年、-16.6 ％と減少)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 40.0 ％ → 2021年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示