【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年10月〜12月期のJR日豊本線 (中津駅～佐伯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +26.4％( +4.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 49 件(１年前(2019年)に比べて +14.0％( +6件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 22.6年から +1.2 ％増)。平均専有面積は 67.8 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から -6.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。高城駅、鶴崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大在駅で昨年に比べ +343.6 ％、単価は 29.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大在駅、別府駅)は +228.0 ％(単価 +18.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(別府大学駅、大分駅)は -1.8 ％(単価 -0.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 20.9 分 → 2020年 18.2 分、-12.8 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 2.8 ％ → 2020年 6.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 58.3 ％ → 2020年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.0 ％ → 2020年 12.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.6 ％ → 2020年 2.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +343.6％( +22.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +43.4％( +3.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中津駅 | - | - | - |
| 宇佐駅 | - | - | - |
| 杵築駅 | - | - | - |
| 亀川駅 | 12.9万/㎡ (24.8年/72.5㎡) | - | 8.8万/㎡ (27.8年/55.0㎡) |
| 別府大学駅 | 14.5万/㎡ (29.8年/53.3㎡) | 16.3万/㎡ (18.8年/67.5㎡) | 11.6万/㎡ (28.0年/50.8㎡) |
| 別府駅 | 25.4万/㎡ (23.8年/71.0㎡) | 11.9万/㎡ (31.1年/191㎡) | 15.6万/㎡ (30.1年/55.8㎡) |
| 東別府駅 | - | - | - |
| 西大分駅 | - | - | - |
| 大分駅 | 23.1万/㎡ (23.0年/61.1㎡) | 21.6万/㎡ (21.5年/62.2㎡) | 21.6万/㎡ (22.2年/78.8㎡) |
| 牧駅 | 26.3万/㎡ (15.4年/82.5㎡) | 22.0万/㎡ (14.4年/68.3㎡) | 15.7万/㎡ (22.8年/50.0㎡) |
| 高城駅 | 19.0万/㎡ (26.0年/78.0㎡) | 14.3万/㎡ (23.5年/62.8㎡) | 26.8万/㎡ (10.4年/80.8㎡) |
| 鶴崎駅 | 11.8万/㎡ (24.8年/86.7㎡) | 8.2万/㎡ (24.8年/57.5㎡) | 16.6万/㎡ (23.1年/58.3㎡) |
| 大在駅 | 29.6万/㎡ (15.8年/45.0㎡) | 6.7万/㎡ (28.8年/20.0㎡) | 5.5万/㎡ (27.8年/20.0㎡) |
| 坂ノ市駅 | - | - | - |
| 上臼杵駅 | - | - | - |
| 臼杵駅 | - | - | - |
| 海崎駅 | - | - | - |
| 佐伯駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大在駅 29.6 万/㎡(昨年同期比 +343.6 ％)
大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +343.6％( +22.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 28.8年から -45.2 ％減)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +125.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 28.8 年 → 2020年 15.8 年、-45.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
別府駅 25.4 万/㎡(昨年同期比 +112.5 ％)
別府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +112.5％( +13.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +25.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 31.1年から -23.6 ％減)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 191.2 ㎡から -62.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 31.1 年 → 2020年 23.8 年、-23.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 17.2 分 → 2020年 12.0 分、-30.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 ％ → 2020年 80.0 ％)
別府大学駅 14.5 万/㎡(昨年同期比 -10.6 ％)
別府大学駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -10.6％( -1.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 18.8年から +58.7 ％増)。平均専有面積は 53.3 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -21.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 23.0 分 → 2020年 17.5 分、-23.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 18.8 年 → 2020年 29.8 年、+58.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
大分駅 23.1 万/㎡(昨年同期比 +7.0 ％)
大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +7.0％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 18 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.0年(昨年 21.5年から +6.9 ％増)。平均専有面積は 61.1 ㎡ (昨年 62.2 ㎡から -1.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 17.2 分 → 2020年 14.5 分、-15.8 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 56.2 ％ → 2020年 44.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 11.1 ％ → 2020年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示